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Coyapuyo Re:Works

30代に突入したITエンジニアが新卒で9年務めたSIer系から転職してみた結果、定時で帰れるようになりました。

僕が新卒で9年務めた会社を辞めた理由を語る

■退職 ■はじめに
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こんばんは、こやぷよ(@coyapuyo)です。


会社をやめてから半年近くが経ちます。
シルバーウィークが終わるこのときに会社について見つめなおす人も多いと思います。

これまであまり理由について書いたことは無かったですが、
今日はちょっと長いですが語っていきます。


 

 
僕の退職は本当に総合的に判断しています。
一応、9年というまとまった期間は務めていますし、
一時の気の迷いで飛び出したわけではありません。

2年目ぐらいのときにはすでに辞めたい気持ちが生まれていましたが、
それからずっと色々と考えているウチに、さらに7年経過しました。


過度な残業、私生活の圧迫



まず、直接的にはコレ。
ありきたりな話ですが、
残業が多かったし、休日出勤もザラにあった。
徹夜は数回で済んだけど、毎日終電は当たり前。

何週間も会社に泊まり込んでいる人からすれば
「その程度で何を言ってんだ」とお叱りを受けそうですが、
こんなのは競うものじゃあないですよね。

9年間はやってこれましたが、
30歳超えてくるとさすがに体がキツイですし、
これによって暴飲暴食にも走るので
物理的に体が限界に来ていました。




組織が保守的、大企業病的


僕の前職は、公共性の高いシステムの事業が多かったのです。
そして、僕はグループの末端でしかありませんでしたが、
グループ全体を合わせればかなり巨大な企業でした。

扱うシステムの特性上、
また親会社の影響力、グループの巨大さ故に、
枯れた技術を使い、先進性よりも堅牢性が重視されるような環境でした。
システムが止まったり不具合を起こしたら大変なことになる。

また、コンプライアンスも厳しくなっていく中で、
Skypeやクラウド関連のサービスを業務に使うことが許されませんでした。
フリーアドレスのデスクとか、
在宅勤務とか、そういう環境改善の取り組みを何かしようと思っても
まったく出来る余地はありません。

せっかく便利なものが世の中にあるのに
いろいろやってみれば業務効率が上がるかもしれないのに、
それを許す土壌がなかったんですよね。
これがつまらなかった。

古くて堅実なものが全部駄目なわけではありませんが、
この変化の早い時代にこれでは駄目だという直感がありました。
少なくとも僕には面白くなかった。



下請構造の闇


会社の規模も徐々に大きくなってきて、
自分たちだけでなく、さらに下請けのパートナーさんに仕事をお願いすることも
多くなってきました。

親会社からは理不尽な条件で仕事が来ることもあります。
でも、親会社なので基本的には断るのは難しいです。

そして多重炎上が起こったりするなかで、
品質や工程を保てず、自分たちにも余裕がなくなり、
そして、その理不尽をそのまま下請けに丸投げすることも増えていきます。

いわゆるところの、トンネル会社みたいになりつつありました。

自分たちが親会社にされて嫌なことを下請けさんにもよくやるようになっていったのです。


その下請けさんも、さらに下請けさんを使っていたりします。

実際に作業する人は中抜きされた費用で作業することになり、
そんなところでレベルや品質が保てるわけはありません。

こんなの、負の連鎖しか生まないですよね。



先輩や上司も幸せそうじゃない


なんというか、
数字の上での業績は常に右肩上がりで良かったのですが、
それは毎年かなり無理をしているからであって、
その実際は、徐々に後手に回った運営になっていっており、
中身はみんなボロボロになっていた印象です。

人間関係は決して悪くなかったけれど、
みんが悲壮感を抱えていて誰一人幸せそうじゃない。


そして、これが改善されていくという気配は微塵も感じませんでした。


構造的な闇はかなり深いと思ったので、
中から偉くなって変えていく、とかそんなレベルではありません。
また、親会社の意向など、
しがらみも多いので自分とその周辺だけ変わるなんてことも許されません。


全員をスーパーマンにしようとする体質


グループの末端であったため、親とグループは大きかったですが、
会社自体はそれほど大きくはありません。
段々と大きくなていくにも関わらず、スタートアップや中小よろしく
部門わけなんてあってないようもの
営業から会計から費用計算、係長や担当者がやらないといけないことは結構多岐にわたっていました。

そこまでやらないといけないのなら、
自分で起業していても同じじゃないのか?

会社の安定とフリーの自由さのいいとこ取りだったら良かったのですが、
会社の不自由さとフリーの大変の悪いところ取り状態になっていた、
僕にはそんな気がしました。


永遠に荷物が増えていき深みにハマる


年数が経てばだんだん楽しく仕事が出来るようになるかと言えばそうでもありません。
どんな仕事にも責任はあるものですが、程度の問題はあります。
段々と任される仕事の量も責任も大きくなっていきます。

また、ITエンジニアの運命かもしれませんが、
リリースしたシステムが多いほどその後も保守をしないといけません。
体制を解き人は減っていくなかで、プロパー社員は掛け持ちで昔のシステムも見ないといけません。
この過去の遺産の数が年々増えていくんですよね。

どんどん鎖が絡まっていくような、
沼に足がはまっていくような・・・本当に嫌な感覚でした。



環境が整ってきた、若さは失ったが経験も付いてきた


そうこうしているうちに、
ノマドが流行るようになったり、
会社の就寝雇用が崩れていったり、
新しい生き方、働き方をする人が現れるようになってきました。

僕と同じような疑念を持って生きていて、
それを実際に解決してのけたロールモデルとなる人々が現れ始めたのです。

まあロールモデルが定着するのを待ったぐらいでは、
むしろちょっと遅くなりすぎたぐらいですが。。。


若さも勢いも無くしましたが、その代わりに
多少の経験は積んでいますし、社会の黒い部分も知っています。
昔の青さなら怖くても今なら何か出来る気がしたようなしないような・・・
逆にこれ以上遅くなると、
色んな意味で手遅れになる、抜け出すならコレがラストチャンスと思いました。

だから、辞めました。

僕もまた誰かのロールモデルとなれるよう、
新たな道を模索しているところ、というわけです。

会社を辞めても死にはしないということがもしも示せたなら、
みんな会社を辞めることが出来ますよね?



会社を辞めようかなと思っているアナタへ



少なくとも、僕は今、辞めてよかったと思っています
が、これは収入0の僕の戯れ言です。


辞めようかなと思ったぐらいなので、
悪い面みたいなことは当然たくさん挙がってきますが、
それだけではありません。

色々な経験もさせてもらいましたし、感謝もしています。


また、聞こえの良い、自由を手に入れようとした結果、
逆に低賃金の長時間労働に身を投じることになり、
余計に自由がなくなる、なんていう結末もありえます。

転職したって、同じような問題にぶち当たって
結局うまくいかないかもしれません。
本人が本人のままなのですから同じ問題が起こることもあるでしょう。

あるいは、仮に独立したところで、
結局はやっていることは大企業から仕事をもらうだけで
下請け体質の仕事は変わらないどころか加速するかもしれません。


今後、食えなくなったときに、同じことを言えるかどうかは分かりません。


でも、退職6ヶ月経つ今、僕はは後悔をしていませんし、
当時よりは未来に希望を持っています。



何よりも、今は、僕は当時よりも元気です。
これが一番大きい。




以上、僕が会社を辞めた理由でした。



ではでは。