こんにちは、こやぷよ(@coyapuyo)です。
僕は新卒から9年務めた会社を1年前に退職しました。
「何となくの安定志向バリバリ君」である新卒の僕は、
福利厚生やその企業のネームバリューを見て就職を決めていました。
ワンルームの寮があったり補助や手当など福利厚生はしっかりしており、それなりの大企業の関連企業でもありました。
また、教育や横の風通し、助け合いにも力を入れている会社でした。
が、9年後に退職することになります。
入社のときから変わらないことなんてあるだろうか
その理由のひとつに、
当時とは状況がだいぶ変わって来たから、というのがあります。
入社してから6年ぐらい経った頃、
会社が社員寮を手放すことが決まりました。
コスト的に見合わなくなってきたというのが理由のようでした。
寮は追い出されることになります。
社長も交代してしまって、
社長方針により売り上げや品質の数値目標を厳しく求める風潮になっていきました。
教育や助け合いをしている余裕はなくなっていきます。
入社のときに重視したポイントは、
年を減るにつれてあっけなくどこかへ消えていったのです。
そう、時間は流れているのですから、いつまでも同じことなんてあるわけがないんです。
永遠に労働状況が変わらないなんてことはありっこない。
「ずっとこのまま同じ調子で働くのかな。
先が読めたみたいでつまらないな。」
こんな話はよく聞こえてきますよね。
たしかにひと昔前であればこんなことも言えたかもしれませんが、
この時代においては、この悩みすら永遠に続くとは限らない訳です。
受託事業であれば、
お客さんだって10年経てば状況が変わるでしょうし、
永遠に同じお客さんと同じような仕事が出来るなんてことはありません。
自社で事業を持っていたところで、
昨今の目まぐるしく変わる社会情勢の中では、
永遠に同じ事業で続けられるとは限りません。
ある事業分野が増えたり減ったり、
産業そのものがひっくりかえることだってあります。
むしろ時代に合わせてうまく事業転換する力が企業には求められているような気もします。
そうなれば、雇用の内容や労働条件、労働状況だって変ってしまいます。
あのお客さんのときはこんな雰囲気のやり方が出来たけど、
今のお客さんは厳しい、とか。
どうせ状況は変わるのだから、状況に応じて対応しよう
どんなに盤石に思えるものでも、永遠には続きません。
かつてあんなに強かった大手電機メーカーも、
今では各社苦境に立たされています。
300年続いた江戸も今はもう存在しません。
極端なことを言えば、あの強大なローマ帝国ですら、
今はこの世に存在しないわけです。
現在のアップルやGoogleの帝国だっていつまで続くかは分からないですし、いつか必ず終わりはやってきます。
今の時代の状況において、強かっただけなのですから、
状況が変ればいつか終わりはやってきます。
その理屈で屁理屈じみたことを言えば、
こうして「状況は変わる」と言っている事自体も終わってしまって、
永久機関の発明か何かによって「永遠に変わらない」ことが当たり前になるときが来るかもしれません。
前提が変ればまた現代とは異なった戦略が必要になるかもしれません。
つまり、いずれにせよ状況は必ず変わるし、
一番良い正解なんていうものは状況が変れば変化していくものだと思うんです。
正解がない時代での一番の正解は、
「状況はどうせ変わるという前提に立って、
その都度対応出来る臨機応変さを持つこと」
だと思えます。
福利厚生や有名さなんて、移ろいゆくものです。
そんなところに拘り過ぎてもあまり意味はないというのが、
9年たって分かりました。
むしろ大事なことは、
とりあえず選んで、
思ったのと違ったり状況が変ってきたのなら、
自分が変わるか環境を変えればいいということなんでしょうね。
さあ、アナタの環境は永遠ですか?
ではでは。
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