会社にしがみつくのも生存戦略としては「どうしようもなく正しい」と思う

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こんにちは、こやぷよ(@coyapuyo)です。

新卒からIT業界の同じ会社で働き続けた僕が

30歳過ぎで1年のブランクを経て転職をした経験から

転職のワンポイント情報をお届けしています。

今日は転職での「それにつけても辞めるかどうか」についてです。

目次

会社にしがみつくかどうかの選択

ここまでの僕の転職シリーズでは厳しめ現実の話題が多かったかもしれません。

別に脅したいわけでも楽観視して欲しいわけでもないので、

清濁両方の現実を見て冷静な対策と判断をして欲しいだけなんですけれどね。

そんな流れを踏まえて、

転職での悩みどころ、今の会社にしがみつくか転職すべきか、

という話をしてみたいと思います。

前職はクビにならない会社だった

しがみつくことは出来たんです。僕の場合も。

残業は多かったですが、順調に(?)業績も給料も増えてはいました。

(会社全体として、残業前提で受けまくれば業績は伸びます。)

メンタルをやられて傷病休暇と復帰を繰り返している人もいました。

それも一人や二人ではなく、何人か。

結果的に、辞める気も働く気もないようなところまでいく人もいました。

それでも会社からクビにされることはありません。

本当に甘くて優しい会社でした。

なにせこの僕でもクビにならないぐらいですからね。

他社でしたが、全然仕事が出来ていないのに歳だけ重ねてしがみついているような人と仕事をしたこともあります。

(定年前後の嘱託の人だった気がします。)

もちろん、同じく全然仕事が出来ていない僕が言うのもおかしな話なんですが、

でも間違いなく僕の未来を見ているような感覚でしたね。

そのときの僕は、

「ああ、こうすれば生きられるんだ」

ではなく、

「全然求められない、煙たがられる感じで生きているのは嫌だな」

と思っていたんです。

無能だと思われながら、

迷惑をかけながら生きていくのは自分としてはどうしても許せないような気持ちでした。

「ここではないどこか」なら輝けるかもしれないのに、

それを試すこともなくこのまま沼に沈んでいくのも嫌だったんです。

自分は正直なところ今までその世界しか知らなかったので、

ここではないどこかで

「私輝きたいんです!」

とかなんとか思っていました。

30歳ということで、もう抜け出すなら限界が迫ってきていました。

全然気にならない人はそれで良い

まあ、そんな風に思うということは、

僕も何だかんだ言いながら心の奥底では諦めていなかった、

ということなんでしょう。

といった感じで、

会社にしがみつく人にあまり理解を示していない状態だった僕でした。

(もちろん、準備が出来るまでは僕もしがみついていましたが、

一生居るところではないと思っていました。)

が、転職活動中に気が変わりました。

というか、理解出来てしまったんです。

物凄く痛感しました。

働ける能力的見込みも、貯金も、何かのツテも、そして何よりも気持ちもないのに

人材競争の海に飛び込むのはあまりにも危険です。

危険すぎます。

死にます。

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ああ、あの「しがみつく」という行為は、

あれはあれで「どうしようもなく正解」なんだなと思い知りました。

激務や病んでいるなら休めば良いです。

まずは休息や時間も必要です。

ですが、給料または傷病手当を確保しながら

それと同時に「時間」を確保出来ているのなら、手放す手はありません。

しがみつきながら次の手が打てるのなら最大限利用しましょう。

お金と時間を同時に手に入れられる機会はそう多くはありません。

辞めたら時間は手に入りますがお金がなくなってしまいますからね。

(僕は残業で時間もなかったのでそれが問題でしたね。)

本当に嫌でも、お金と時間があるのなら、

それを利用しつつツテを探したり事業を育てるなりしたら良いと思います。

逆に、それを手放して競争の世界に身をおいてしまえば大変なことになってしまいます。

何よりも、しがみつくといおう行動を実際にしてしまうということは、

それこそが本人の望んだ形なのでしょうから。

生存戦略としてはこの上ないぐらいに正しいな、と身を持って理解しました。

(あ、ひとつ注釈をつけておくと、

僕自身は全然後悔しているわけではないんですよ?

僕はそれでも貯金や実家などの保険を入念にかけた状態で辞めているし、

危険性自体は承知のうえで前職を辞めましたからね。)

もちろん、本当に辞めたい人ならしがみついたりはしていないでしょうし、

すでに実際に辞めていると思います。

ここで重要なのは、「しがみついた方が良い」と言いたいのではなく、

「しがみつくことは悪いことや恥ずかしいことだと思う必要はない」

ということです。

逆に、厳しめの現実の話を聞いてもなお辞めたいと思うのなら、

やっぱりアナタはそこにいるべきではないでしょうし、

しがみつきたいのなら辞めるべきでもない。

結局、人間なんて自分の望む通りにしか行動出来ないものです。

もしもアナタが会社にしがみつくかどうか迷っているのなら

過去にこんな記事も書いているのでよかったら参考にしてみてください。

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ではでは。

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