iPhone登場から数年、停滞していたユーザーインターフェースに変化?

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ウィンドウ大混乱

こんにちは、こやぷよ(@coyapuyo)です。

今日はみんな大好き「ユーザーインターフェース」について少しご紹介です。

ゆーざー?いんたーふぇーす?

あれです、巷で「UI」と略されるやつです。

つまり、機械と使う人(ユーザー)の間の入出力方法(インターフェース)

ということですよね。

ハードウェアレベルとのUIで言えば、

キーボード、マウスとか、タッチパネル等を指します。

ソフトウェアレベルとのUIで言えば、

画面のレイアウトであるとか、スワイプで引っ張り出すとか

ピンチインピンチアウトで拡大縮小出来る仕組みになっているとか、

そういう操作方法のことを指しますね。

そんなUIがらみのニュースを短時間で立て続けに見かけたので

ちょっとご紹介したいと思います。

目次

PC系OS向けの新UI提案「DesktopNeo」

まずはコチラ。

https://gigazine.net/news/20160120-desktop-neo/

www.youtube.com

動画を見て頂ければなんとなくでも雰囲気が伝わるでしょうか。

僕が、特にWindows系を使っているといつも煩わしく感じる点が、

複数開いたウィンドウの管理でした。

たくさん開いたウィンドウの中から後ろにあるものを引っ張り出して来たり、

同時に見たいものを何とか頑張って配置してみたり、

作業が変わればまた切り替えて・・・みたいな経験ありますよね?

個人の趣味使用ではあまり気にならないかもしれませんが、

たくさんのことをこなす業務ではこういう煩わしい場面にはよく遭遇します。

この「DesktopNeo」のデモでは、この問題を見事に解決しています。

最近のiPadProなんかでも取り入れられている、

「スプリットビュー」の発展形のようなイメージです。

ウィンドウを完全に自由に配置するのではなく、

ある程度決まった枠組みの中で複数同時に配置する仕組みですね。

完全に自由な方が良いように見えて、

実は人が複数配置したいパターンはある程度決まっているので、

それを毎回配置しなくてもある程度自動化しようということです。

何か見ながら何かを書きたい人の中でも、

大抵の人はこう開くよりも・・・

ウィンドウ大混乱2

こうしたいハズですよね。

ウィンドウ整理

この形を基本にしつつ、サイドバーや設定画面を標準化して、

切り替えをスムーズにした仕組みが盛り込まれている感じに読み取れました。

要素としては前述のスプリットビューやWIndows8でも組み込まれているものの、

ずっと洗練されてまとまっている印象ですね。

現状でも、このあたりのウィンドウの管理については、

仮想デスクトップの仕組みも含めて完全にMacOSの方が優れていて、

すでにかなりいい感じではあるのですが、

この「DesktopNeo」をどこかの会社が取り入れてくれるとさらに良くなりそうです。

そして、何よりも素晴らしいのが、

作者の方が実際にデモを作って形を示した、ということ。

作者の方いわく、

Ziburskiさんは、Desktop Neoを実際に開発するつもりはないとのこと。Desktop NeoのUIコンセプトに共感したソフトウェア開発者によって、モバイルOSのように直感的な操作が可能で、使いやすく生産性の高い次世代のデスクトップOSが開発されることを願って、このコンセプトデザインを公開したそうです。

GIGAZINEより

というスタンスだそうで、

よく「アイデアだけでは1円の価値もない」なんて言いますが、

プロトやデモとは言え、

こうして形にすることで世の中に波紋を投げかけることが出来ます。

そこから資金調達や製品化にも繋がったりするという訳です。

形にするためにまず資金が必要と思うかもしれませんが、

リスクを取って先に形にしないと資金は得られないという世界ですよね。

作者の望むように世界が動いてくれるといいんですが・・・

スマホ向け文字入力アプリ「Fleksy」

続いてはコチラ。

https://www.rbbtoday.com/article/2016/01/21/138908.html

www.youtube.com

iPhoneやAndroidスマホで文字を入力するときに使う、

ソフトウェアキーボートのお話しですね。

iPhoneが日本に上陸した3GSや4の頃、

革命的だったのはタッチパネルによる操作ですが、

その中でも「フリック入力」はとりわけ革命的だったと思います。

速い人なら物理キーボードに迫るほどのスピード入力を可能にしました。

しかし、その革命から数年・・・

他社も追随してフリック入力は一般的なものとなりましたが、

それを超える日本語入力の登場は長らくなかった状態でした。

そんな停滞をしていたところに、

さらに早く入力できる可能性のある入力方法が登場し始めたというわけなんです。

そんな新キーボード「Fleksy」の肝は、

・徹底的な予測変換と学習・自動補正

・入力効率を重視した大胆な画面タッチ領域の設定

にあると個人的には理解しました。

多少打ち間違えても強引に変換してくれるし、

キーボードの真ん中らへんがタッチしやすいのなら

そこはもう全部変換ボタンとして兼ねてしまってもいいだろう!

という発想なんですよね、きっと。

とべた褒めしつつ凄そうだなと思ったので、

実際に自分でもインストールして使ってみたのですが・・・

「まだまだ発展途上で未完成に感じる」というのが正直な印象でした。

機種の相性もあるのでしょうけれど、

現状ではまだ動作ももたついていますし色々な意味で精度が低いという感じでした。

これから精度が上がって来ると面白いことになりそうです。

興味がある方でAndroidの方はお試してみても面白いかもしれません。

フリック入力は日本独特の事情なので海外発で何か発明されることは稀だと思います。

Appleが先に導入したことは驚きでしたが、

基本的には日本企業が頑張らないと進まない分野だと思います。

この件はKDDIが出資しているみたいなので、そのあたりも期待したいところですね。

所感

iPhoneの登場によってタッチパネルでの操作方法が浸透し、

フリックやスワイプ、ピンチインピンチアウト、などの新しいUIが生まれました。

当時のApple社はUI及びそこから得られるUX(ユーザーエクスペリエンス=体験)をとても大事にしていてそれを自ら体現していた印象です。

やれUIだとかUXなんて言葉がさかんに叫ばれたのもその頃ですよね。

ところが、すっかり浸透したこの5年ぐらいの間には、

新しいUIはあまり見かけなかった気がしています。

あのAppleですら自らがもたらしたUXを越えられないでいるといった感じでしょうか。

もちろん、そんなにポンポン頻繁にUIが変わっても困りものですが、

そろそろ新しい体験もしてみたいですよね?

そんな何かが変わりそうな予感がするニュースが

たまたま重なったのでちょっと期待を込めてまとめてみた次第です。

さあ、これから来る未来に、

あなたは新しい操作を覚えるのが億劫なタイプですか?

それともあたらしい操作を楽しめるタイプでしょうか?

ではでは。

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