先輩風と古の後輩、その腰さらに重くなりて

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こんにちは、こやぷよ(@coyapuyo)です。

突然ですが、僕は友達が少ないです。

僕は孤独を好みます。

それでも、過去にその道の途中で幾ばくかの交わりが、ゼロだったわけでもなかったり。

それが時を超えて、再び交わることもあったりなかったり。今日はそんなお話。

目次

本番リリースが近づく、熱の夕方

抱えている案件の1年近い激闘の果て、リリースが近づくある日のこと。

不具合も少し収束してきて僅かばかりの希望をみいだしていた僕は、夕方、体調に違和感を覚えていました。

少し気が緩んでいたのかもしれない。

日付の境界線を彷徨う日々を送るには身体を「それ用」に作り変える必要があります。

それを維持するには、緊張の糸が大事で、張り詰めていないと糸が切れてしまう。

僅かな油断により、ゴール目前に違和感を覚えてしまった僕はきっと熱を帯びていたに違いない。

まだ日付も変わっていないというのに早めに帰宅の途につくことにしました。

 

が、丁度そんなタイミングで鬼ラインに鬼電話が・・・

珍しい奴からの飲みの誘いだったのだけれど、すでにだいぶ仕上がっている様子。

・・・やれやれ、いつの時代も酔っ払いというのは面倒くさいものです。

近況の報告、進んだ時間と止まった時間と

3年ぶりぐらいだろうか。

前の職場の後輩2人だった。

近況の話を聞かせてもらったけれど、

3年の間に結婚をしていたり、仕事ではより重要なポジションを任せられていたり着実に時間というやつは進んでいるようだった。

反面、飲みぐせの悪さはあいかわらず変わっていないようだったけれど。

一方で僕はと言えば、

辞めた後からお金もだいぶ失っているし、

せっかく転職しても似たような残業ループに迷い込み、

前と同じようなことを前よりも悪い待遇でやっているのだから始末が悪い。

僕の時間は進んでいないどころか転がり落ちているようだった。

明日は休もう、ノリ的にそうだろうコレ!

 

22:30頃から始まったこの集まり。

そもそもが無謀ではあったけれどあっという間に日付が変わってしまった。

ド平日だというのに。

(まあ、普段の仕事を考えれば大差はないとも言うけれど。)

ここで当然の発言が全員からなされることになる。

 

「明日会社行きたくない、明日休みたい」

分かる。分かるよ。

 

それどころか、

「朝までやるか! 」とか、

「明日どっか遠くに行きますか!」 とか、

全員30歳を超えてのこの発言である。

 

 

しかし、しかし!

ノレなかった・・・

ここでノレなかった。。。

僕は心も身体も大人になってしまったのだ。

大人になったとうより朽ちてしまったと言っても良いと思う。

朝まで遊びもせず、夜明けに向かって走り出すこともせず、解散を申し出てしまったのである。

明日仕事があるから、と。

もうね、本当につまらない。

ここでノレない生き方は本当につまらないと、そう思う。

 

仕方がないさ、僕には明日仕事があるのだから。

 

以来、1週間以上、風邪

そして、夜が明けた翌朝。

僕はばっちり会社を休んでいた。

リアルに風邪を悪化させてしまったからだ。

最低だ。

面白さも取れず、仕事も取れず、老化に伴い身体も動かなくなり、結果何も取れなかった。

もう無理は効かない。それが現実。

転がり続けるローリングストーン。

いや転がっているのなら動いているだけ意味もあるしカドも丸くはなるだろう。

しかし、路傍で停滞したまま朽ちていく石ころは、いつみても同じところにありコケだけが生えていくのだろう。

人生は、壮大な撤退戦だ。

ではでは。

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