こんにちは、こやぷよ(@coyapuyo)です。
「人は思い立った瞬間から何者にでもなれる」
これはとても正しい。
と、同時にとてつもなく残酷に間違ってもいる。
それは瞬発力と行動力にすぐれた者以外ではとても難しい。
人は変われるのかという問い
何かを捨てなければ、何かになることは出来ない。
捨てなければならないのは虚構の安定か、くだらないプライドか。
とにもかくにも、「変わる」とはそういうことで、
今の自分を構成する何かを捨てた隙間にしか「新しい別のもの」は入らないらしい。
正確に言えば、何かを捨てて「何者かになる覚悟」を持つことは思い立った瞬間から出来る。
このことを指して、「人はいつでも変われる」ということは出来ると思う。
雷に打たれたように覚悟がきまって、その方向に邁進することが出来るようになる。さながら人が変わったようだ。
いきなり何者かになることなど出来ない
覚悟によって行動が変わったとしても、なりたかった生活や地位にすぐになれる訳ではない。
なりたいものを目指すという覚悟が決まっただけだ。
覚悟が決まったら初めて、「何となくではない準備」が進むようになる。
物事には段階が存在する。
順に進めていかなければたどりつかない。
たとえば何かの「プロを目指す覚悟」が出来たとしても、
思った瞬間からすぐにプロになれることは稀だと思う。
とりあえずアナチュアレベルのことから初めて実績を作る、
プロテストや資格のようなものが必要ならそれを取るところから始まる。
周りを説得して資金を集めることが必要ならそこから始める必要がある。
覚悟がなかなか決まらないというときには、
覚悟ひとつ決めれば劇的にうまくいくような効果を期待するかもしれないけれど、それはちょっと違っているのだと思う。
時間や苦労がかかるかもしれないけどそれでもやる、と決めることこそが覚悟なのだと思う。
臆病者は半歩ずつズラしてでも、にじり寄るように近づいていこう
覚悟が決まって劇的な行動力と瞬発力を示すことが出来る人もいると思う。
比較的短時間でなりたいものにたどり着くかもしれない。
しかし覚悟があったとしても、
今持っている知識や能力、今いる位置と目的地とのバランスによっては、如何ともし難いほど困難が伴う。
一足飛びに手に入る、手に入れてやると思うのは諦めよう。
臆病者だからこそ、過程が怖くていきなり結果を望んでいるんだ。
そんな臆病者なら、今いるところから半歩ずつズラしながら、
にじり寄るようにして何歩も先の目的地に近づいていこう。
例えば、海外で働きたいけど未経験でいきなり難しいのなら、
英語を扱う国内の仕事を一回経由してもいいじゃないか、
外国人のよく泊まるホテルのスタッフで数年経験を詰んでも良いんじゃないか。
そこをステップにして海外に行く手もきっとあることだろう。
人は、1年で出来ることを甘く見ている。
こんにちは、こやぷよ(@coyapuyo)です。 当ブログの記事数もようやく200記事に到達します。 たったの200です…
今のこのご時世、
「準備とか修行とかは無駄であり、まずはやってみることが大事
走りながら経験を詰んで軌道修正すれば良い」
という意見もある。
まずはやってみる、というは非常に賛成出来る。
特に今の時代は変化のスピードも目まぐるしい。
世の中、そもそも何が必要でどうしたらいいのか、やってみないと分からないことだらけだ。
でも、いざやってみた結果、多くの人は挫折に近い経験をするのではないだろうか。
いきなりたどり着ける人もいるし、それはそれで良い。
勇気をもって覚悟を決め、行動を起こし欲しいものを手に入れたのならそれは賞賛に値する。
問題はやってみた結果、「いきなりは無理だ」と分かった人。
そこで「ほらやっぱり無理じゃないか、間違っていた!」と思うのは早過ぎるかもしれない。
むしろそれが分かってからがスタートライン。
そういった人は、
「半歩ずつズラしながら、にじり寄るように進めばいい」と思う。
臆病者や能力に及ばないものが取れる戦略はこれしかないと思う。
最後に
劇的な一発逆転なんて難しい。
仮にできたとしても、
一瞬で手に入れたものは一瞬で無くなることが多いと思う。
それに、スタート直後にラスボスを倒した最強の世界で、他に何かやることがあるだろうか。
強者でも何物でもなかった僕ら弱者の戦略を取ろう。
欲しいものがあるのならちょっとずつ、けれど確実に手に入れていこう。
なあ、アナタは信じられますか?
ここまでの偉そうな文章を、何の覚悟をも決めれることの出来ない、何もしていないニートが書いているってことを?
全く笑っちゃいますなぁ・・・
願わくば、この有り余る説得力がどこかの誰かに伝わると良いのだけれど・・・
ではでは。