こんにちは、こやぷよ(@coyapuyo)です。
映画「億男」観てきました。
興行的には想定よりも奮っていないようですが、個人的にはなかなか面白かったと思います。
確かに、テーマがテーマだけに万人受けする内容ではなかったですが、
お金に関する教育を殆ど受けない我々日本人にとっては良いとっかかりになる作品です。
大金を手にしたときに、人はどうするのか
主人公は借金持ちから一転、宝くじによって大金を手に入れることになります。
そんな流れの中、
大金を手にしたり失ったり主人公は様々な人々に出会うことになります。
・お金を虚構と言い切り豪遊を楽しむ者
・お金に振り回されないため、お金を支配しようとする者
・お金は使うことではなく貯めてある金額の数値に意味があると言い切る者
・お金よりも家族の繋がりが大切だと言う者
大金を手にすれば、ベクトルはそれぞれに違えど人は例外なく狂ってしまいます。
そんなとき私たちは一体どうすれば良いのでしょうか。
お金は手段であり、それで成したいことは何なのか
大事なことは、お金を得ることは目的ではなく手段であるということです。
そのお金を使って得たい体験や暮らしがあるはずです。
その「本当の目的」の部分を深掘りして見失わないようにすることが、飲み込まれないようにする唯一の方法だと思います。
映画とは関係ありませんが、こんな逸話があります。
ある南の島で、日がな漁をして暮らす老人がいました。
そこに大手企業の敏腕ビジネスマンがたまたま訪れます。
ビジネスマンは言います。
「あなたの漁の腕は、素晴らしい、取れる魚も最高だ。
これを売って大儲け出来きますよ」
老人「いや、わしらは自分たちで食べる分だけ取れれば十分なんじゃ」
ビジネスマン「いやいや、それを足がかりすれば、会社を作ってどんどん大きく出来ますよ」
老人「会社が大きくなってどうするんじゃ?」
ビジネスマン「そりゃあ、会社が大きくなれば、会社を売ることが出来ます」
老人「会社を売ってどうするんじゃ?」
ビジネスマン「そりゃあ、売ったお金で悠々自適な暮らしをするんです!」
老人「悠々自適な暮らし?」
ビジネスマン「日がな一日魚を釣ったり、浜辺でのんびり昼寝をしたり・・・あっ・・・」
老人「フォッフォッフォ・・・、そういうことじゃ」
・・・いかかでしょうか。
記憶がおぼろげですが、大枠としてはこんな話だったかと思います。
自分の手に入れたいものは、お金がないと叶わないものなのでしょうか。
また、実は近くにあるのにあらぬ方向に見失ってしまってはいないでしょうか。
成したいことは何か、お金の価値はそれぞれの人が決める
億男の劇中でも、明確な答えは示されません。
答えはそれぞれの中にある、というような締め方になっています。
自分と自分のお金のあり方を見つめ直す良い機会になるかもしれません。
なお、お金の話し以外にも、
各役者の方々の癖のある演技が光る映画となっていました。
特に藤原竜也兄さんは、面白いのでぜひ注目してみてみて下さい。
あとは、池田エライザちゃんも良い感じでした。
ヒールを使った遊び、一度は体験してみたいものです。。。
ではでは。
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