道民の人にはあたり前でも、
道外の人が北海道で車を運転するとちょっと戸惑うことがあります。
今回は、自分の経験をもとに旅行者目線でご紹介します
1.ほっかいどうはでっかいどう
北海道にこんだけの都道府県が詰め込めてビビッてる pic.twitter.com/jJchDUGFTC
— 〆まんなん (@mn7nn) 2015, 4月 19
こんなツイートをつぶやく人がいるぐらいには
「ほっかいどうはでっかいどう」はリアルです。
函館、札幌、旭川、帯広、釧路、根室、稚内
主要都市間は100km以上離れていたりもします。
なめていたら火傷します。寒いけど。
往復ではさらに倍の距離と時間が必要なので、
札幌起点での活動の場合は特に注意が必要です。
向かう方向を誤ったら、逆方向は捨てないといけなくなります。
「目的地を決めて、工程の妥当性を検証すること」
を強く推奨します。
本当に行けるのか何時につくのかってところがポイントです。
東京の場合は飛行機の直通便がたくさんあるので、
行きと帰りで違う場所から飛行機に乗るという手もあります。
レンタカーを到着地で返却する乗り捨てもありですね。
極端な話、ひとつひとつを別の旅行と捉えて、
7回の旅行に分けて攻略するぐらいの気概が必要と思います。
2.信号、一時停止に注意
前述の通り、北海道は非常に広大で、
信号のない広い道をドライブしていると気持ちよく走れたりします。
ナビが「この先、80km道なりです。」
なんて言ってくるのも珍しくありません。
長らく単調なドライブに油断していると起こるのが、
忘れた頃にやってくる信号です。
信号無視をしてしまったり、
前の車が止まったことに気づかない、なんてことが起こりえます。
普通に走っている途中でもきれいな景色も多く、
見とれていると、前の車に突っ込んでしまうわけですね。
また、一時停止にも独特の注意が必要です。
北海道の道路には、
どちらが優先道路(主線)なのか分からない道路・交差点があります。
(少なくとも、富良野、美瑛あたりにはありました。)
注意深く運転するしかありません。
(しかも、あの三角形の標識が立っていなかった気がしました。)
ちなみに自分にとって不思議だったのが、上記のような一時停止、
普通この場合、坂を登ってきてT字にぶつかる側が一時停止じゃないでしょうか。
なんだこれ?
違和感を覚えるのは僕だけでしょうか?理由が分かる方がいたら教えて下さい。
とりあえず僕は、これで3方向それぞれ譲りあうという
謎の現象を起こしてしまいました。
3.右折車に注意
これは、特に札幌市内や函館市内などの
交通量と密度の高い都市部で注意が必要です。
右折専用レーンが圧倒的に少ないです。
これによって何が起こるかというと、
・3ブロック先で右折だから右車線に入っておこう
↓
・2ブロック目で前の車が右折しようとして詰まる
(対向車もいっぱいで簡単には右折出来ない)
↓
・自分は直進したいが、左車線も車がいっぱいで避けられない
無理に左車線に行こうとして事故になりそうになることも
↓
・そのうち赤信号に変わりかけると、前の車は右折出来る
↓
・自分の後ろも右折したい車で、早くいけとキレてくる
↓
・自分は左に避けたいが避けられない
↓
・どうしたらいいの
↓
・誰も幸せにならない悲劇
地元民の人は、右車線は追い越し用とは思っていません。
右折用と割り切って右折するときしか使わないんだそうです。
(事実上の右折専用レーン)
積雪時に中央線が分からなくなってしまったり、
除雪がしにくい等の関係でこうしなければいけない、
という説もありますが、
夏だけ来ている観光客からしてみれば非常に危険です。
前の車の右ウインカーを観た瞬間に反射的に、
左車線の合間にサッと避けられる人でないと、
右車線にいてはいけません。
交通量が多いと自分には難しいです。
しかも自分の後ろの車(右車線)が
自分より早く次々に左車線に
避けていったりするので余計に左車線が混雑して入れません。
こういうときに全然主張出来ないです。
自分のようにトロい人間には、いいことは何ひとつありません。
以上、北海道での車運転で注意すべきポイント、でした。
これらを踏まえて、楽しくドライブしましょう。
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