こんにちは、こやぷよ(@coyapuyo)です。
近くて遠い、「韓国」。
緯度・経度的にも日本と大差なく、
飛行時間だって出発地によっては東京に行くより近いことさえある。
時差もなし。
しかし反面、あまりにも近すぎて盲点であったり、社会情勢の面で敷居が高いこともあります。
一体、真実としてどんな場所なのか長年気にはなっていました。
そんな中、今回ソウルに初上陸の機会があったので以下、所感をレポートしてみます。
もちろん、あくまでも個人的な所感です。
では、いくつかのトピックに分けてご紹介していきましょう。
街、交通面
・ソウル駅
地下鉄が発達しているので、基本的には地下鉄で動き回りました。
14駅程度移動しても、140円ぐらいなのでまあ便利でした。
交通系ICカードの規格が統一されていてどこでも移動出来るのも良いですね。
(基本的に私鉄が存在していないみたいなので統一しやすかったんですかね。)
私鉄を含まないにも関わらず、その路線図の複雑さはなかなかのもので、
東京よりは複雑ではないものの、関西圏よりは複雑かな?という印象です。
ある意味ではそれもそのはず、
ソウルの街の規模は数値上、かなりの規模であるようです。
ソウル特別市 – Wikipedia
大阪市 – Wikipedia
大阪都市圏 – Wikipedia
この辺の比較も面白いですね。
首都圏 (日本) – Wikipedia
実際の街の様子はというと・・・
・ロッテワールドタワー(525m)からの眺め
・この辺の画一的な建築が多いのは国策なんでしょうかね?
タワーが高すぎるのであまり高層ビル感はないかもしれません。
高層感はさておき、市域は結構広いなという印象です。
ソウル駅からタワーまで地下鉄で30分ぐらいはかかるところを見るに、
山手線ぐらいの市域の広さはあるのかもしれませんね。
大阪は、1エリアの密度で言えば強いとは思うのですが、
エリアの数や広さ、「面的な強さ」が少ないのかなと、東京との比較でも感じるところです。
もちろん、広かったり大きかったりすればそれで良いというものではないですけれどね。
韓国に、国土が広いイメージはなかったのですが、
ソウルの街の作りは基本的に土地をゆったり使っている感じがします。
道路も広く車線もやたらに多いですし、広さ故に横断歩道ではなく地下からしか渡れない交差点も多いです。
仁川空港の第二ターミナルなんかも、
ウイングの広さで言えば、千歳や羽田より全然デカイ気がしました。
この辺りは中国に近い発想なのか、国土の割には平地が多いのか、どうなんでしょう。
また、路上の綺麗さは日本の方が断然きれいですね。
海や川の色も、日本の感覚からすると正直奇妙に感じられる色をしていました。
これは日本がキレイすぎるのであって、アジアから戻るといつも感じるところですね。
自動改札の罠
1点気になったのは、自動改札。
日本の自動改札は、処理スピードを非常に重視して設計されています。
朝のラッシュをさばくためですね。
それと比較すると、韓国の改札は明らかに遅いと感じました。
特に旧型と思われるこんな感じの機種・・・
NFCの規格の遅さと、ハード的な遅さもあるのでしょう、
しっかり丁寧に1.5秒ぐらいかざしてようやく反応するぐらいの印象です。
反応後は自分でバーを押し開ける必要があるのですが、
OKのLED色が赤色なので、弾かれて開かないのかと初見で勘違い。
通れていたのに、通れないのかと思ってパニックになる一幕もありました。
いやはや、ご利用の際は、ご注意ください。
躊躇せずに強引にでも押し切るぐらいの気概が必要です。
(最近は新型の自動式のものも増えてきてはいるみたいですけどね)
ARの活用
ソウル駅で、面白い取り組みだなと思ったのはこちら。
ARでの案内表示、これは日本でもやっているところはあるんでしょうか?
ただ、まだ実験段階なのでしょうか、
微妙にピントが合っていなくて相当近づかないと文字が視認出来ない点は課題がありそうでした。
それに、東京レベルの人の密度では足元が見えずに成立しないかもしれないですね。
食事面
やはり焼肉は外せませんね。
ちょっと休憩も挟んだりして・・・
観光客用のお店に偏っていたかもしれませんが、やはり辛い料理は多め。
キムチなんかは抜群に辛かった。日本で売られているものは本気出してないのかも。
あと、基本的に、焼く系のものは店員さんがテーブルで焼いてくれるのがほとんどみたいですね。
作り方や焼き方がわからなくても安心です。
そして!
個人的には、ビールを大変気に入りました。
ちょっと写真がないのですが、このブランドのやつ。
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中国、台湾など、ビールは日本より薄味ですが、韓国もご多分に漏れず薄味で苦味が少ないです。
これを物足りないと取るか飲みやすいと取るかは個人差だと思いますが、
個人的にはお気に入り。
特に、韓国のものはこれに加えてキレやのどごしはちゃんとある感じだったので、素晴らしいです。
箸、スプーンの罠
1点、盲点だったのが、箸やスプーンがどこにあるのかということ。
食事と一緒には運ばれてきません。
じゃあ、セルフなのかと思って見渡しても見当たらないんです。
席にも、フロア内のどこにも。
困惑の後に見つけたのがこちら。
衛生面は気にしているのか、所見では気づきにくい場所に・・・
まさか、開けられるなんて思いもしなかったです。。。
言語面
意外に、困ったのは言語。
そして、意外に困らなかったのも言語。
どういう事か、まずは困ったお話から。
空港や駅など、観光客が多そうなところは、多言語対応が一応されています。
ただ、日本でも多言語対応が進んでいないことが問題視されていますが、韓国もそこまで先進的ではいない印象でした。
ハングルでしか書かれていないところも多いです。
(もしかすると日本はもっと酷いのかもしれませんが・・・)
これまでの旅行経験では、漢字か英語が少し読めればなんとかなりました。
しかし、ハングルオンリーでは、さすがに厳しい。
例えば、エアコンやトイレの機材とかのボタンは、対応してないものもチラホラ見かけました。
そして、最も困ったのは、「飲食店の名前」です。
座標的に近くまで来ていると分かっても、看板を見つけることがかなり難しいです。
これが意外に困るんですよね。。。
日本でも、ひらがな・カタカナだけのお店は気をつけた方が良いかもしれませんね。
ただ、お店に入ってさえしまえば、少なくとも観光地では日本語メニューはだいたいある感じでした。
と、そんな困難もありつつ、一方で、日本語が通じる現地の方も多かったです。
これが困らなかった点。
日本語が通じる機会はもしかしたら台湾より多かったかもしれない。
その点は助かりました。
また、余談ですが、
日本人観光客が多く、普通に街中で他の日本人の日本語がよく聞こえていました。
一時期、韓国では中国人観光客にシフトしているとニュースで聞いた気がしますが、
また日本人が戻ってきているのかもしれませんね。
人々
僕の目から見た感覚では、
基本的に、おとなしくて礼儀正しい、マナーを守る、そんな印象を受けました。
日本人も感情表現が得意ではないとされますが、同様にあまり感情を出さない感じ。
(ドラマとかではもう少し感情を出しているイメージだったのですが、それは日本のドラマも同じかも)
そのせいもあってか、基本的に街が静かだったことは印象的でした。
規模の割には雑踏がザワついておらず、アジアにありがちなあの騒がしさはありません。
悪く言えば活気がない。
(飛行機とかの気圧の関係で耳がやられていただけ?)
待ちゆく人と雑踏ですれ違うときは、
道を開けてくれたり待ってくれる人が多いし、
ドアを開けて通るときも後ろの人が通るこを気にして開けたまま待ってくれたりします。
なんでしょう、儒教的な精神が浸透しているんでしょうかね。
これが、お年寄りになってくると少し雰囲気が違っていて、
電車で騒いでいたり横柄な感じの態度も少し見られたりした気がします。
しかし、逆に言えば日本よりお年寄りが元気だなという感じ。
特に、おばちゃんなんかは、肝っ玉かあちゃんみたいな感じの人が多くて、ある面では親しみのある感じでしたね。
また、ある現地の人と話したときには、
「東大門という場所には外国人がたくさん来ていていつも大声で喧嘩しているから嫌だ」
的なことを言っていました。
韓国の人の視点から見てもそう見えるし、騒ぐのは好まれないということですね。
(まあ、当たり前ではあるんですけど。)
なぜか日本人だとバレまくる
昔から疑問なのですが、東アジア人の顔ってそんなに見分けが付きますかね?
街で日本語で話しかけられることもしばしば。
同行者との日本語での会話を聞かれたらなら分かりますが、だた普通に歩いているときでさえ。
昔、台湾で確認したときは、ずばり「顔」で明確に判ると言われてしまいましたが、そういうものでしょうか。
![](https://www.coyapuyo.com/wp-content/uploads/2015/12/23233989414_3ba2468d07_z-300x210.jpg)
僕も顔で判らない訳ではないのですが、断定するにはちょっと自信がありません。
まあ、顔以外にもファッションや、持っているカバンやガイドブックなどの荷物も見られているのかもしれませんが・・・
ファッション
そう、ファッションと言えば、なんとなイメージはつくかもしれないのですが、
男子は丸メガネ。
女子は、足出しのショートパンツスタイル、真っ赤な口紅。
このスタイルの人がすごく多かった。
あんまり特徴を捉えられてないかもしれないけど、こんな感じ?
総じてオシャレ度は高いと思うのですが、
皆が一つの方向を目指している感じが強く、多様性に関しては少なめな感じがしました。
分かりやすくてよいですけどね。
全体
名所や見所は他のサイトや雑誌に譲るとして、
今回は自分の目から見て気がついたことを並べてみました。
完全に主観が入ってますし明確な統計データに基づくものでもありませんが、個人的には中々興味深く楽しめました。
最も近い海外、韓国。
たとえ近くても、自分の目で見てみないと判らないこともありますね。
皆さんも、行ったことのないそれぞれ場所に、その目で確かめに行ってみると発見があるかもしれません。
ではでは。
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