こんにちは、こやぷよ(@coyapuyo)です。
今は何とか転職した僕ですが、
就活がうまくいかずに転職の方向性を見失っていたりした頃、
とある人と話をする機会がありました。
その人も転職経験者でした。
当然話は転職相談のような流れになりますが・・・
とその前に、一般論をひとつ。
男子と女子の会話について
よく言われる男子と女子の会話、特に悩み事について、
次のようなものがありますよね。
・女子はただ「共感」が欲しくて話を聞いてほしいと思っている
・男子は、何か困りごとを解決してあげようと思って話を聞いている
いやー分かりますよね。
僕もおじさん(つまりは野郎)なので、
人の話を聞くときは「何か解決してあげよう」みたいな気持ちで聞いていることが多いです。
しかし、自分が喋る側であるときには、
「共感」の方で喋っている事の方が多い気がしますね。
なんでしょう、ハイブリットタイプなんでしょうか。
そして、そんな共感でしゃべりがちな僕が
冒頭の「転職で行き詰まっているとき」共感ともまた違った感覚で喋っていたのです。
アドバイス、始まる
僕の天職の話を聞いてくれたその方は、
「転職で困っているんだろう?
どの段階の何をどう困っていて、それをどうしたいのかな?
自分も経験者だから何かアドバイス出来ることがあるかもしれない。
さあ、来たまえ!」
というスタンスで話を聞いてくれています。
でも、何だが違うんですよ。
どうも噛み合わないと感じていました。
う〜ん、何に困っているのか?
僕は「自分の意志」というのもをあまり持っていないので、
どうしたいとかあまりありません。
何に困っているかと言えば、
「どの方向に行ったら良いのか」ということです。
しかし、性質上こればっかりは人に決められるものでもありませんし、
最終的には自分の決断に帰結します。
だから僕は、
その方向に行ったら良いのかを判断するための「情報」をただただ求めていました。
そしてその相手の方は「実際に経験した」という「生の情報」を持っている、
それが欲しかった、聞いてみたかった。
その人の転職のときは、
どういう状況でどういう事が起こって、
どういう気持ちになって、
どういう気持ちの変化、心境の遷移があって、
何が決め手で、今の転職先で幸せそうに出来るようになったのか、
というエピソードが知りたかったんです。
僕の立場や状況で考えたとき「こうした方がよい」というアドバイスはむしろ不要で、
情報さえあれば自分への置き換えはこちらで判断するのでとにかく情報がもらえれば!
という気持ちでした。
それが、噛み合わなさの正体でした。
アドバイスの結果
転職がうまくいかない問題を解決しようと、
注意深くアドバイスを探ってくれたその方は、ひとつの結論にたどり着きます。
それは・・・
僕が受からないのは、
あまり数を受けていないからだし、
受けていないのは働きたくないから、
働きたくなさが面接で露見して受からない。
「それって自分が望んだ通りになっているよね?
働きたくないから受からないのに、それの何が問題なの?」
「”やる気にさせる”ってのは僕の仕事じゃあないからね。
そもそも問題がないのなら、何のアドバイスもしようがないよ」
というものでした。
正解だけど、痒いのはそこじゃなかった
はい、おっしゃる通りでございます。
「望むとおりになっているという本質」を見抜いているのは、
さすがの洞察眼だなぁと感心するところだったのですが、
どうしても違うんです、そこじゃあないんです、知りたいかったのは。
僕にやる気がないせいて受からない。うまくいかない。
それは自分自身でも良く分かっていました。
ただ、それはあくまでも前提。
やる気がないのは適性がないから、という背景もあります。
適性のないものにやる気が出ないのはある種当然のロジックだと僕は思っています。
社会不適合な傾向のある僕には、職責を果たせる職業がほとんどないように思えます。
「適性がなくやる気がないのは、前提として、
そのうえで食っていくためにどうしたら良いか、どういう道があるか」
そこを悩んでいた訳なんですよね。
そしてそんあへんぴな状況に、
アドバイスのような形で答えが貰えるとも思っていなかった。
難しい問であることも分かっていますし、
答えがひとつではないことも分かります、
結果的にそれぞれの道であり決めるのも自分でしょう。
だから、単に、情報と体験談が欲しかった、それだけなんです。
意志がある人であれば、
他人の体験を漁る前にまずやってみるというのも有効でしょう。
しかし、このとき八方が塞がりつつあった僕は次に打てる手も少なくなってきていましたし、何よりも臆病者でした。
とにかく情報が欲しかった。
情報がないと動けなかった。
そんな時期だったわけです。
まあ、ちょっと僕の性格がひねくれているのが原因だったりもするんですけどね。
逆に相手の方からすれば、
そんなやる気のなさそうなヤツに響くかどうかも分からない自分のエピソードを、
闇雲に1から10まで晒すなんてことは、時間の無駄ですし義理もないでしょう。
そして、この記事のような僕の求めているものはその現場で一切伝えていませんでした。
言わないものは伝わりようがないですからね。
希望があるのならしっかり伝えましょうという教訓の話でもあります。
といったところで、この話はここまで。
アドバイスはいらない、体験と情報が欲しいだけなんだ、
と思った話でした。
さあアナタには、共感ともまた違う、
「体験と情報が欲しいだけなんだ」というとき、あったりしませんか?
ではでは。
コメント