就活は無理に自分を飾りつけるとうまくいかない気がする

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こんにちは、こやぷよ(@coyapuyo)です。

新卒からIT業界の同じ会社で働き続けた僕が

30歳過ぎで1年のブランクを経て転職をした経験から

転職のワンポイント情報をお届けしています。

今日は「面接での自己アピール」についてです。

目次

自己アピール、それは理想の社会人にどれだけ近いかということ?

僕は面接は嫌いです。

リア充タイプの爽やか好青年でもなくおとなしい真面目系トロい人間の僕が、

社会が求める理想のスーパーサラリーマンとどれだけ乖離しているか、

それを露呈して値踏みされる公開処刑の場だからです。

基本的にはマイナス面のエピソードしか持っていない僕は、

ちょっとでも突かれればボロが出てしまうし、

アドリブの効いた返しも出来ないのでめちゃんこ警戒して挑んでいるし、

ダンボールみたいなツギハギで精一杯に着飾って挑んでいる状態でした。

そして、段々と分かってきました。

「ああ、これはウケがよくないな」と。

そんな着飾りにどれほどの意味があるのかは言うまでもありません。

吹けば飛ぶような、ダンボールの服は一瞬でどこかに吹き飛んでしまうか、

へたをするとよく燃えてしまうぐらいです。

ないものを少しでもよく見せようとしたり、

逆に嫌なことは見せないように隠したりしてきましたが、

これは必ず見抜かれます。

ソイツの言っていることが薄っぺらいかどうかなんてすぐに分かるわけです。

面接の目的はマッチング、それ以外の意味は本当に何もない

面接の目的といえば、自分がどんな人間かを知ってもらうことですよね。

ないものを盛ったり、あるいは隠したりするとその目的が果たされません。

正しく知ってもらえないですから。

面接で人格や人生を判定、判断される、という考え方は誤りです。

面接は企業と人を「マッチング」するという意味以上のものはないんです。

段々とそのことを身を持って確信していきます。

逆にまかり間違って、それで採用されてしまったりでもしたら、

持った部分や隠した部分で問題が生じて結局後々うまく行きません。

企業側としても求職者側としてもお互いに不幸にしかなりません。

それを避けるために、しっかりと面接をしているに過ぎないんです。

一方的に会社側の気持ちだけでマッチを見られていると感じるかもしれませんが、

「休職者が本当にやれそうだと自分自身で感じているか」とか

そういったところも見られているのでお互いに正しい判断になっていると思いますしね。

自信なさそうにしてれば落とされますし、

自信がなさそうということはやっぱり本人も出来ないと感じているということでしょう。

不採用と判断されたのなら、本当にその社風や求められる役割に合っていないのでしょう。

変に苦しむ前に弾いてくれてむしろ感謝するべきなぐらいとも考えられます。

(面接官の目が曇っていれば通ってしまうことだってあるわけですからね。)

これからのマッチングは多様性、自分を明らかにしよう

そしてその上で僕が感じるのは、

もう「中間層とか主流派とか、こうしておけばよい」とかそんな画一的で絶対的なものなどもう存在しないということです。

最初に述べた理想のサラリーマン像なんて、どんどん溶けていっています。

一体何が出来ればサラリーマンとして優れていると言えるのでしょう。

主流から外れているからといって悲観することはなく、

むしろ主流というものがないぐらい多様化している。

例えば国民が共通して知っているヒット曲も少なくなった、

誰もが知っているテレビ番組も少なくなった。

どんどんいろんなコミュニティに細分化して分かれていっています。

そして、それぞれが好きなコミュニティに属したり外れたりしながら楽しんでいる。

仕事の形にも同じことが起こっていきます。

途中で述べたように、

理想のサラリーマンを目指すこと自体がナンセンスだし(そんなものない)、

そこに近づけるために盛ったり隠したりなんて、あまり意味がないんですよね。

多様な仕事では様々な評価軸があり、求める人物像も全然違う訳ですから。

そして、そんな時代になっていくにつれて必要なことはむしろ・・・

「自分が何者でどんな人間かを(清濁合わせて)説明出来ること」だと思います。

盛ったり隠したりするのではなく、

ダメさ加減も含めて、どんな属性のどんなタイプの人間かが分かっていたり説明出来ないと、適切なところにマッチング出来ないからです。

これまでは、マッチング先がほぼ1種類ぐらいしかなかったために、

そこから外れていることは隠したり行きづづらいものでした。

でも、マッチング先がたくさんあるのなら、

自分がどういうものかをむしろ隠さずオープンにしていないと不利にしかならないぐらいなんですよね。

面接では、何も嘘をついて話を盛る必要はありません。

面接のセオリーとしてよく言われるのは、

物事は見方や言い方で変わってくるのだからポジティブな言い方にしよう

なんていうのがあります。

ちょっと苦しいですが、

「トロい」を言い換えれば、「よく考えて慎重に行動する」とも言える。

自己アピールはもちろん必要ですが、

それは無意味やたらと飾り付けることではなく、

それはありのままをアピールするという方向で力をいれるべきかなと僕は思います。

変に着飾るとうまくいかない気がします。

そうしていれば適切なところにいつかマッチングするハズです。

軽自動車を買いたい人もいれば、

F1カーを買いに来る人もいるわけです。

近所のコンビニに行くのと、レースで勝つことでは需要が違うのだから、

軽自動車もF1カーもマッチするところでは価値があるんです。

単一の評価軸での優劣の問題ではなく、

それを使う人のニーズにどれだけマッチしているか、によるだけなんですよね。

そして、買う人は同時にデメリットも把握しておかないと、

マッチングを間違えるし、使い方を間違える恐れがある。

F1でコンビニや日本縦断に行ってしまったり、

軽自動車でレースに参戦したりしてしまうわけですから。

軽自動車は「遅い」

F1は「燃費が悪い、維持費が高い」

こういう面も買う人は知りたいハズです。

デメリットもオープンにしていた方が良いんですよ。

そのほうが正しく使ってもらえます。

まだまだ世の中すべてが「オープンさ」を受け入れてくれる訳ではないと思いますが、この方向性は加速していくと思います。

これを読んでくださっているアナタが

もし何かを盛ったり隠したりしていてうまくいっていないのなら、

もう少しだけありのままをさらけ出してみると良いのかもしれませんね。

ではでは。

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