タイニーハウスという家の持ち方、あなたは受け入れられますか?

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こんにちは、こやぷよ(@coyapuyo)です。

お盆に実家に帰省していたときのこと、
実家では、家屋の老朽化が問題となっていました。

目次

築80年の古民家の現実

僕の実家は築80年くらいの、いわゆる古民家です。

古民家

何度も何度も補修を繰り返しながらやってきましたが、
もう限界が近い、というのです。

床はもう結構何度も直していますが、一番の問題は屋根です。
昔の家の造りでは、梁より上の部分屋根がとても重いんです。
手の届く下の方がちょこちょこと直していけても、
重くてでかすぎる屋根に関しては、ちょっとこれ、簡単には手がつけられない。

徐々に自重に耐えられなくなって沈んできているのです。
ふすまの戸が閉まらなくなってたりします。
梁が落ちてきて湾曲したりしてきているから。
屋根部分の重さに耐えかねて崩壊する、そのときが近づいています。

古民家でのリノベーション暮らし

昨今では、田舎の安い古民家をリノベーションして暮らす、
というのが流行の兆しを見せていますよね。

実はそれ、僕はもう持っていたってことなんですよね。
小さい頃から当たり前にありすぎて都会の人ほどは価値が分からなかったですけど。
都会生まれ、都会育ちの人にとっては、これが今新しい暮らし方ということになるわけですよね。
また、インターネットによって田舎でも不自由はだいぶ減りました、これも大きいですね。

とは言え、我が家に関しては、
ちょっと、小手先のリノベーションではもう間に合わない感じです。
リフォームというか、それ以上の根本対策が必要な感じです。
やるとしても基礎ぐらししか流用出来ないでしょうけれど。

35年ローンという足かせ

今の家を取り壊すだけでも結構なお金がかかります。
見積もりを出したことはありませんが、おそらく100万単位。

その壊した土地に新しい新築の家を建てる、というのもいいでしょう。
でも、当然そうなると、いわゆる35年ローンとの戦いになってくるわけですよね。
今のこの不安定な時代に35年ローンなんて一般庶民にとっては
足かせ爆弾以外の何者でもありません。

ちなみに、ローンは貧乏人のものと思われがちですが、真にメリットがあるのは富裕層にとってです。
富裕層ならば、なるべく自分の手元の資金を減らさないほうが良いわけです。
利率だけで相当な額が動きますしね。
確実に価値が上昇する土地を、自分の資金でないローンで手に入れ、
使わなかった自分の資金をさらに他の運用に回せるという訳です。
ローンが有利なのは、すでに手元に資金のある富裕層だけです。

とまあ、富裕層でもなんでもない僕は、とにかく35年ローンが嫌いです。

土地を持っているのなら、タイニーハウスという存在は無視できない

うちの土地は本当に利便性のない、活用のしようもないとされる土地なので
土地だけであれば年間数万円の税金で維持出来ます。

ここに格安で箱が維持出来れば、すごく魅力的です。

僕は将来的には、日本中や世界の色々なところをフラフラしたいと思っていますが、
僕のタイプ的に、帰ってくる場所や疲れた時に休める場所がないとそれは出来ません。

そこで、浮かんでくるのがタイニーハウスという存在です。

この写真は、タイニーハウスではなくただの小屋ですが、
タイニーハウスをご存知ない方は以下のリンクのような感じで画像検索してみて下さい。
けっこう感心すると思いますよ。

■タイニーハウス

タイニーハウスを簡単に言えば、小屋の延長ぐらいの規模の小さな家です。
ですが、旧来の小屋のイメージと違って、内装もかなり充実しており、
むしろオシャレと言っても良いぐらいなんですよね。これは重要なポイントです。

画像検索で見て、ワクワクしない人には所詮ただの小屋なので、向かないかもしれませんね。

そしてなんと言ってもその大きな特徴は、
タイニーハウスなら、200万~300万ぐらいから建てることが出来ます。
2000万、3000万の家と比べたら格段に気軽に建てられます。

これぐらいの額だったらちょっと頑張れば買えそうな気がしませんか?

さすがにタイニーハウスが80年も持つことはないと思いますが、
そのかわり改修や補修も簡単で対してコストはかかりません。
余力のある人なら、10年ごとに建て替えたっていいと思います。
この金額なら。

建て替えるときには、その時代の新しいトレンドを取り入れることも出来ます。
色々な生活の事情が変わった時も柔軟に対応しやすいです。
変化の速い時代にマッチした住まいの形だと思うんですよね。
断捨離やミニマリストの考え方にもマッチします。

日本の住宅と土地の価格の高さは、本当に問題です。
そのくせ、海外と違って、ほとんどの家と土地は買ったその瞬間から価値が下がっていく。
大きい買い物で縛り付けておいて、簡単には手放せないんですね。
まず住む場所がどうにかならなければ貧困と戦うのも難しいです。
タイニーハウスとは、そういう貧困と向き合うときにもひとつの解になり得る存在です。

田舎の現実問題でうまく機能するのか

ところがどっこい、
僕が今の実家の代わりにタイニーハウスを立てたらどうか、と言ったら
親には反対されてしまいました。

「所詮は、小屋でしょう?カッコ悪い。
さすがにもっとちゃんとしたものでないと・・・」

ひらたく言うと、そんな意見でした。

うーん、なんというか、
せっかく家を建てるのであれば、ちゃんとしていないと、
ご近所に見栄を張れるものでないと、ということですかね。
この辺は、もう価値観の問題です。立派な豪邸ばかりに価値があるんじゃあないんですけどね。

そしてもうひとつ、「こんなものすぐに湿気でダメになる」
とも言っていたのです。

確かに、実家の土地は本当に湿気が多いです。
こっちの言い分に関しては、なるほど、問題かもしれない。

風通し、蒸し暑さとか、豪雪の荷重、寒さとか、
あるいは田舎の虫の多さとか。
田舎ぐらしのポジティブな面しか見ない人はいますが、
田舎には確かにそういうネガティブな面も存在しますし、僕はそれをよく知っています。

タイニーハウスはパッケージ商品であることが多く、
そういった各土地の事情まで考慮して考えられているかは確かに怪しいです。
意気揚々と買ったはいいけれど、
いざ住んでみたら、とても住めたもんじゃない、みたいなことはあるかもしれませんね。

さあどうでしょうか。ちょっとはタイニーハウス、興味が出てきました?
とはいえ、こういうネガティブな情報も含めてもう少し出揃ってくれば、
ちゃんと自分の環境に合わせてシミュレーション出来ますし、
これからの家の形として十分に有用な形だと思って僕は期待しています。

ではでは。

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