地方民にとっての大学進学の役割

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こんにちは、こやぷよ(@coyapuyo)です。

世は受験シーズンですね。

大学への進学率自体がとても高い昨今。

大学へ行く方が半数前後で特段珍しくもなくなり、さらには進学しても遊んでいることが多いとあって、その意義や価値に疑問を投げかける論調も多くなってきました。

実際に卒業しても、大学で学んだ事や作った論文を活かした職業に就く人は少ない印象です。

実技や経験よりも知識を重視する教育であれば、今はインターネットでも知識は手に入りますし、オンラインの授業でも十分なぐらいでしょう。

ただし、地方民にとっては大学進学にはとても重要な役割があると思うのです。

目次

地元の外の世界を見るための格好の機会

僕自身は地方の田舎出身です。

しかし就職後には、政令指定都市を中心に様々な都市を訪れたこともあります。

関東にも関西にも住みました。

さらに、仕事で海外に行かせてもらってからは、心理的障壁も少なくなってアジアであれば何カ国かは行っています。

そのどれもで、様々な空気感や文化があるな、感じました。

同じ日本国内でも全然違ったりするので面白いですし、刺激になります。

これは、田舎の村の閉じた世界では絶対に感じられない感覚だと思うんです。

この感覚を一番合法的に体験出来るのが大学の県外受験だと思うんですよね。

(大学でなくても県外には出られますが、周囲に一番理解を得やすい理由ですよね。)

地元が大好きなのでそんなものは知る必要がない?

僕は都会に対する憧れみたいなものがある方でした。

だから見てみたかったのかもしれません。

でも、地元が好きで離れる必要がない、という人もいますよね。

僕はそういう人にこそ、県外の大学をおすすめしたい気持ちがあります。

地元が好きだから外を全くみる必要がないかというと、そうではないと思うんです。

例えば、海外に行ってきて日本に戻ってくれば「ああ、やっぱり日本が良いなあ」と思うことはたくさんあります。

自分の地元の良さを認識するためには、一度外へ出て俯瞰的に自分の地元やいた場所を見つめることが必要だと思うんですよね。

中にいると良さも悪さも分からないものです。

そういう意味で、2年とか4年とか、時間が決まっている大学進学というのは試しに外の世界を見てみるのにはすごく丁度よいと思うんです。

その間に外のことを知って、

・外の方が良くなればそもまま戻らなければ良い、ですし

・やっぱり地元が良いと感じれば戻れば良い

と柔軟に決めれば良いと思います。

そしてもし戻るときには、

外で得た視点を通じて地元に何か還元出来ればそれで良いと思うんですよね。

外の良い点を取り入れたり、改めて分かった地元の良さや強みを伸ばしたり。

それはすっと中にいる人にはきっと持てない視点だと思うので。

逆に都会から地方大学への流れもアリでっせ!

名古屋や大阪の人を話していると、地元から出たことがないという人の割合が多い気がします。なんとなく。

まあ、ど田舎から都会を目指す理由はあっても、都会から他所に出る理由があまりないですからね。

名古屋や大阪からあえて出る先としたら東京ぐらいでしょうか。

地元で不自由がないのなら、慣れ親しんでいて家族や友人もいる地元の方が良いですものね。

ただ、世界を広げる意味では、大都市の人が地方大学に出るのも実はやってみてほしいんですよね。(誰目線?)

地方の車中心の生活とか、そういうのも体験してみてほしい。

田舎暮らしに憧れる大抵の都会の人は、結局は挫折してしまうことも多いです。

そういう部分も含めて2年や4年ぐらいであれば、体験してみるには丁度よいハズです。

都会の良さを知らないのも、田舎の良さを知らないのも僕はどちらもかわいそうだと思うので。

初めから決めつけずに、両方知って体験した上で最終的に選ぶのが良いんじゃあないでしょうか。

まあ、このブログを読んでくださっている方の中にはあまり受験生はいないと思うのですが、ふと思い出したことを書いてみました。

ではでは。

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