現代人にはカルシウムが不足しがちだし、
田舎でのんびりしたいけど、都会でバリバリ働きたい、遊びたい。
頑張りたいけど、休みたいときもある。
0か1かっていうのが息苦しいし、
状況によっては、1以上を求められ続けて、
0か2かみたいなときすらある。
「限界超えて2までやらないなら君は0ね。」とかね。
そんなとき、
一人の鳩が現れて、こう仰ったのだ。
鳩:「何事もバランスが大事なんじゃ・・・わかるじゃろ、小僧」
ぼく:「・・・?!(脚が一本しかない、だと?!)」
ぼく:「先生、そ、それは一体・・・」
ぼく:「ど、どうやったらそんな倒れずにいられるのですか?!」
鳩:「え?バランス取って、軸がブレてなかったら出来るじゃろ?
ほれ、こうじゃ・・・(ビシィッ・・・!)」
ぼく:「いや、ぼくももうおじさんなので・・・
5秒ぐらいしか片足で立てないのですが・・・」
鳩:「で、色んなことがバランスよくやれずに極端になってしまうというわけか。」
ぼく:「え、それはどういう・・・」
鳩:「お主、 糖質抜いてダイエットしようとか思っとるんじゃろ?
んで、面倒だからといって食事抜きとか極端なことやるじゃろ?」
ぼく:「な、何故それを・・!」
鳩:「顔に書いてある、ワシにはなんでもお見通しじゃ」
ぼく:「・・・いやガッとやったほうが効果が」
鳩:「ばかもーーーん!!」
鳩:「現代のお主らがちょっと取り過ぎとるだけ、
まったく取らんとか問題じゃ、過剰な方に偏り過ぎたらいかんで!!」
「何事も過剰になったら、反動が必ずあるで!
それが当たり前になってインフレが起こるんや・・・
価値が下がって飽きてくるわけじゃ」
「つまり、例えば仕事ばっかりでもつまらん、
家族ばっかりでもつまらん、
遊びすぎてもつまらん!ちゅうこっちゃ!」
ぼく:「ええ、でもそんなことコントロールするのって難しい・・・」
鳩:「まぁ5秒のお主では、難しいかもしらんの」
ぼく:「ぐぬぬ・・・」
鳩:「最適なバランスは人によって、異なるんじゃ。
傍から見たら極端な方に傾いとる奴もおるかもしれん。
でもそいつにとっては、それが”軸”なんじゃな。」
ぼく:「分かったような、分からないような・・・」
鳩:「あくまでもバランスとは、自分にとってのバランスのことじゃ。
これを崩されると人は苦しんでいくことになるのじゃ。
大切なのは、それぞれの軸を見極めることじゃな。
それを一生をかけてでも探り続けるのじゃ」
鳩:「おっと、もうこんな時間か・・・
歳を取ると長話になっていかんな・・・
さらばじゃ!!」
ぼく:「ありがとー!!僕、探ってみるよ!自分のバランスをー!!」
「さよならーー!!」
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鳩師匠は行ってしまった。
でも僕は思うわけです。
自分にとって居心地の良いバランスって絶対にあるハズ。
それは就業時間と余暇かもしれない。
自然と都会かもしれない。
お金と自由のバランスかもしれない。
でも、ひとつ決めたらそれに縛られるなんてことはなくても良いんじゃないでしょうか。
就業時間と余暇も、
自然と都会も、
お金と自由も、
自分の好きなバランスで行ったり来たり出来ればいいんじゃないでしょうか。
都会にすんでいても、たまに自然なところに遊びに行けたりする。
でも一度住所を決めると、
もう二度と他のところにはいけないような気になる。
でも、そんなことない。
たまに行くとか、自分で行きたいペースでいくことも出来るハズ。
環境によってバランスを強制されるとバランスが崩れる。
バランスを自分でコントロール出来るようになったらこれはきっと幸せ。
※ この鳩、本当に公園で見かけて、何の苦もなく、
全くフラつきもせずに数分じっとしていました。
この会話を繰り広げたあと、さっそうと去って行きました。
コメント
コメント一覧 (1件)
ハト師匠、面白いですね。
バランス感覚大事ですね。
自分はバランス感覚が弱いので、高めたいものです。