こんにちは、こやぷよ(@coyapuyo)です。
「次は、××(駅)です。
スーツの○○(お店)へお越しの方はこちらでお降り下さい。」
「次は、××(駅)です。
メガネの○○(お店)へお越しの方はこちらでお降り下さい。」
僕は通勤経路で大阪の地下鉄を使うことがあるのですが、こんな感じの車内アナウンスをよく耳にします。
誰をターゲットにした広告?
このアナウンス、とても気になってしまいます。
これは単に親切でお店をアナウンスしてあげているのではなく、広告枠を買った企業のお知らせを流しているんだと思うのです。
そこに感じる違和感の正体は・・・
「大阪を代表するような一番大きな駅でも流れている」、ということです。
駅の規模的に言えば、数多の商業施設がひしめき合い「買えないものはない!」ぐらいの街です。
もっと言えば、大型商業施設が固まっていて一箇所で全てを揃えることも不可能ではない程です。
そんな街において、日用品に近いスーツやメガネのピンポイントなアナウンスがあっても、僕個人的にはワザワザ買いに行こうとはならないんですよね。
しかも、ネットが発達してお店を調べられる、というこのご時世に。
地元のバス路線でもこういう広告は流れていた記憶があるので、それを踏襲したモデルなのだと思います。
確かに、個人商店の多いところや情報の少ない小規模な街では効果がありそうな気がします。
しかし、大都市のターミナル駅でやっても効果がないような気がして仕方がないんですよね。
例えば、東京駅のアナウンスで、
「ネガネ屋を利用したい方はこちらでお降り下さい」
なんて言われても絶対に刺さらないですよね。
「メガネ屋があるなら東京駅で降りよう」
とはならないし、
「メガネ屋がある東京駅を目指していたんだけど、アナウンスしてくれて降り間違えずに済んだ、ありがとう!」
という人が一体どれだけいるでしょうか。
東京駅はそういう場所ではないハズです。
そして実際東京で、この手の広告アナウンスを聞いた記憶がない気がします。(たまたまかも?)
大阪も昔ながらの商習慣やスポンサーに囚われすぎないで変えていっても良いんじゃないかと個人的には思います。
観光アナウンスを流したらどうだろう
せっかく大阪も観光客が増えている訳ですし、そんな誰にも刺さらない広告をアナウンスするよりは、観光客に役立つアナウンスがあれば良いのになと思います。
例えば大阪では「難波」が大きな駅であり観光客も多い街です。
始めて訪れる人に「ああ、ここがあの有名な難波か!へー」とか、分かるようにしてあげると良いんじゃないかと。
「ここが、道頓堀やグリコ看板のある難波です。
御用の方はこちらでお降り下さい。」
というニュアンスの観光案内に近いアナウンスの方が有益なのではないでしょうか。
鉄道会社が慈善事業的に観光案内をやるわけにはいかないとしても、上記のようなランドマークになりうる企業や団体が広告枠を買って欲しいなぁと思う今日この頃です。
(もちろん毎日聞くことになる地元民には退屈な話かもしれませんが)
さあ、皆さんの街の鉄道ではどんなアナウンス広告流れていますか?
ではでは。
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