こんにちは、こやぷよ(@coyapuyo)です。
いつもの作業場も飽きてきたので、たまには気分を変えよう。
ということで、古巣の街のコワーキングスペースからこの記事を書いています。
この街は無職のときも1年ほど過ごした街なので思い出深いものがあります・・・
駅のホームにも、地下の通路にも、ショッピングモールの景色にも、何かが染み付いていて、言い表すことの出来ない謎の気分に襲われました。
しかしそれは、ほっこりするような類のものではなく、何かこう胸が締め付けられる類のものでした。当時は無自覚ではあったけれど、今こんな感情が湧くなんて案外と思うところがあったのかもしれないですね。知らんけど。
まあ、そんな自分探しは追々進めていくとして・・・
今日はそんな古巣の街で見かけた光景の話。
おばあちゃんと女子大生?
いきなりですが、我々の世代の頃はギャルは年寄りを邪険に扱うイメージがあります。
(まあステレオタイプのイメージではあるんですけれども。)
ところが、僕が今日街で見かけたのは、電車内で和気あいあいと話すお婆ちゃんと女子大生と思しき人々の姿でした。
おばあちゃんと孫と言った関係なのでしょうかね、勝手なイメージでは、「うっせぇ、ババア!」ぐらいな発言が飛び出してもおかしくないのですが・・・(どんだけ邪悪な想定してんだ)
まずは、普通に人前で会話をしているだけでも少しだけ驚きです。
これが第一の驚き。
ステレオタイプを覆えす相互理解
そしてさらに驚かされたのはその内容。
なんとテーマは「楽天の携帯(MNO)参入」について。
楽天といえば僕自分も使っているキャリアで、2019年秋から自社回線の運用を始めます。
https://www.businessinsider.jp/post-196421
展開次第では大きく潮目が変わる可能性があるため、経済界としては割と注目されているニュースではあります。(あと、技術的にも仮想化の可能性を試す意味で非常に意義深い)
ただ、女性の、それも若い世代とお年寄りが興味を持って話すような内容じゃあない。勝手ながらそう思ってしまいます。
しかも、ケータイ関係の話を切り出したのはおそらくお婆ちゃんの方で、それに対しての女子大生の返しが「今度、楽天が参入してくるんだよねー」という流れ。
このジャンルに切り込む婆ちゃんも婆ちゃんだし、楽天ネタで返す女子大生も女子大生である。
さらに、女子大生は、
政府が競争を促すために参入してくるのだ、とか、ヨーロッパの方ではこのやり方で通信料金が下がった実例がある、といった趣旨の話を続けた。
政策や経済にも精通しているとか、コヤツ、出来る・・・!
そして、ここでさらにすごいのが婆ちゃんである。
「うんうん、分かる。そうだよねー」
みたいなことを言っている。
60代後半~70代に見えるその御仁は、すべて理解し微笑みながら頷いたのである。
本当だろうか?
何故そんなテーマで喋っているのか謎ではあるけれど、本当に理解して会話しているのだとしたら驚きです。
ステレオタイプは自分の中にある
と、非常に驚いた、という展開でここまで書いたのだけれど。
人によっては、これに驚くことが驚きで何かおかしいのか全然分からない、と言う人もいるかもしれません。
そう、これは僕の中にある「女性はITや経済に興味がない」「お年寄りや若い人は、ITや経済に疎い」という前提から来ているものです。
しかし、別に興味があったって全然おかしくないし、詳しいことだってあり得るだろうと思う。
時代は変化しているし、今は誰でも情報にアクセス出来ます。
勝手に前提を置いてしまっていることはよくあると思うけれど、せめて、せめて自覚的であった方がよいだろうなと、そう思います。
そんなことに気付かされる、良い出会い(一方的)であったな、と思います。
みなさんも、何か勝手に前提を置いていることってありませんか?
ちなみに、この手の話が出来る女子、素敵だなと個人的には思う次第であります。
ではでは。
コメント