こんにちは、こやぷよ(@coyapuyo)です。
最近は、マニアックなガジェットの話が続いており申し訳ございませぬ!
ただ、これらの話は避けて通る訳にはいかないのでござるよ。
という訳で、今日は先日購入した超小型PC(UMPC)OneMix3の発熱問題への対策についてです。
俺のこの手が真赤に燃える!爆熱シャイニングOneMix3!
最初にWindowsアップデートを当てまくったり色々と環境構築をしていたときは、それはそれは発熱したものです。とにかく熱かった。
環境が整った今では、最初ほどは爆熱になることはなくなりました。
ただ爆熱はなくなったとはいえ、ファンが回ることは頻繁にあります。
この子の印象を語るとしたら、「小型」、「キーボード」、「発熱」、あたりはどうしても避けられないキーワードになってしまいますね。 仕方がないことではありますが。
中でも、今回は発熱問題に対処してみたいと思います。
やはり、出先の周囲のことも考えると出来るだけファンは回ってほしくないところですし、本来の性能が出ないのも嬉しくない、何よりハードウェアによろしくなさそう。
では早速、次章より対策内容です。
本体底面の「吸気口」を助けるためのバンカーリング
FANがうなりだしたとき、本体を手に持って持ち上げると何故かファンが収まります。
このことが意味するのは、ちゃんと冷却できればもう少し発熱は抑えられるのではないか、ということです。
というのもこのOneMix3(というか思想が近い最近のUMPC)、底面に給気口があるんですね。
後ろ側にもスリットがありますが、こちらは排気用。
つまり下から空気を取り込んで、後ろに放出出来なければうまく冷却できない構造なのです。
ところがどっこい、床と吸気口の間の隙間はこのゴム足によって作られる2ミリ程度の隙間のみ。
2ミリでは心もとないですし、いわんや、布団の上など作業場所が固くないときには完全に塞がれてしまう恐れがあります。
という訳で、写真の通り「スマホ用バンカーリングをつけてみた」、という訳です。
いやはや、色々と試行錯誤はしてみたのですが、最終的にはコレ。
どうでしょうか?ちょっと見苦しい点はありますが、まあ背面の目立たない位置のことですし許してください。
2.5~3cmぐらいは高さが稼げていると思います。
この方法の良いところは、「かさばらないこと」これに尽きます。
他の方法(後述)のように、本体と別に管理したり持ち運ぶ必要もないのでこれがベストと判断しました。
また、おまけとして、空中持ち時の安定性が増します。
(まあ、GPD Pocket2と違って、こんな持ち方することはないですが)
ただ、このバンカーリングどんなものでも使える訳ではありません。
使用できるのは以下の条件を満たすリングです。
・薄めであること、軽いこと
・垂直方向の可動域が180度自由ではなく90程度まで程度で固定されること
理由としては、せっかく小型軽量をウリにいているのに付属品で重くなっては仕方がないですし、小型軽量と言ってもタイピング等で重量をかけるのでリング自身のネジの硬さだけではきっと耐えられないから、です。
リング2個は決して安い買い物ではありませんが、それで爆熱問題がなんとかなって完成形に近づくのなら致し方がありません。
しかも、リングに使われているM3テープなら、また剥がすことも出来るハズ。
(材質の相性としてきれいに剥がせるかは未検証ですが、吸着は安定してます。)
いやー、ここにたどり着いた自分、我ながら頑張った方だと褒めてあげたい。
今回実際に使用したリングはこちら。
その他にも、このあたりは使えそうな候補になりそうです。(うまくいかない可能性も当然あります。)
(ちなみに)弱点
すでにお気づきの方もいると思いますが、OneMixのウリであるタブレットモード。
このときに干渉が発生するのでその点はあしからず。
なるべくリングが薄くないといけないのはこの観点からですね。
個人的には読書等でタブレットモードを使うことはなく、お絵かきのときに使うぐらいなのでむしろ傾斜がついてくれるのはありがたいぐらいだと割り切っています。
あと、爪(リング)を立てていない通常時に前側が浮くようになってしまいました。
これは盲点で実際に試してみないとこういうことは分からない罠でした。
まあ、傾斜モード常用前提であれば問題なし、かなと。
他にあるよ、底面の隙間をあけるグッズたち
さて、ではここで、他にもいくつかの方法(アイテム)をご紹介しておきます。
ゴムバー
これが次点で有力かなと思ったのですが、OneMix3の約20cmを上回る24cmの長いゴムの棒。
長すぎて可搬性が悪かったので断念。
シリコン傾斜
1個では安定しない?かさばる?
縦方向だと通気孔を塞いでしまう?等の疑念があり、購入には至らず。
PCスタンド
このあたりはターゲットがPCなのでどうにもサイズ感が合いそうになく断念。
やはり規格外に小さいUMPCは想定されていない感じですね。
スマホ、タブレットスタンド
ならば、ということでスマホ・タブレット向けならどうだ、という作戦ですが・・・
PC用よりは軽いけど、重いのと実際にホールド出来るかが怪しく断念。
ケーブルまとめ兼スタンド
バンド兼スタンドという面白いアプローチの商品。
しかし、安定しなかったり、高さが出ないかもという未知数さが難あり。
試してみて合うのであれば、実はこれが一番良いかもしれない。
バンカーリング付属の突起物
最後にダークホース。
ここで着目するのはリング本体ではなく、その付属品。
壁とか車にリングを引っ掛けるために、フックというかホルダーが付いているんですね。
このフックの側を粘着テープでOneMixの底面にくっつけたらどうだろう、という発想です。
要は、純正のゴム足をほんのちょっと高くしたいだけなので、こういうのを付けるだけでも全然要件は満たせるんですよね。
ただ、何も調節出来ないので、YOGAでタブレットモードにした場合の干渉を恐れて購入には至りませんでした。
CPU、FAN、電源まわりの設定の見直しもお試しあれ
ちなみに、今回は物理的アプローチでしたが、設定周りからも少しいじれる余地がありそうです。
CPUクロック数と放熱のどちらを優先するか、みたいな設定について、前回の記事でもちょこっと書いてますので併用して試してみると良いかもです。
ある意味では、完成していないということ。
正直、なんでこんなに苦労して色々と探し回っているのかと自分でも疑問に思います。
要するに、熱の問題を抱えていたり、純正状態ではまだ若干かゆいところがあるわけですよね。
完成形ではない、と。
はじめから完成してくれていれば、こんなに時間もお金も苦労しなくて住むんです。
が、しかし、この痒いところをなんとかしようと奮闘しているときが楽しいというのもあるんです。
(調べているうちに寝る時間が遅くなったりとか)
やはり、このあたりを楽しめる人向けの端末だなぁとつくづく感じます。
ガラケーもスマホも一般に普及してキャズムに到達して誰がどの端末を使っても大差がないところまで来ると全然面白くなくなってしまって、完成というのもそれはそれで寂しいものです。
というわけでOneMix3で熱問題に困っている人へ向けた記事でした。
本体にも興味がある人はどうぞ。
ちなみにタイピングに関してはかなり慣れてきましたね。
記号を多用しないのであればなんとか打てるようになってきました。
(指が位置を覚えるのに訓練が必要なのと、指を立てるようにして(寝かせない)垂直に上から強めに押し込むという独特の打法が必要になります。)
ではでは。
その後の続報はコチラ↓
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