こんにちは、こやぷよ(@coyapuyo)です。
もう、すっかりノイズキャンセリングなしでは生きていけない。そんな体になってしまいました。
いえ、そんな体であることは分かっていたので、必死にノイキャン機を探しまくっているのです。
これは、気が散りやすいADHD特性のサガというもの。
と、言うわけで、最近購入してみたAnkerのノイズキャンセリングヘッドフォンについて、紹介しようと思います。
前提:集中力が欲しい
さて冒頭でも触れたように、僕がノイズキャンセリングを求めるのは、「集中力効果」です。
無音のピーンと張り詰めた感じがあれば、意識が高まるといいますか、集中できる感じになれるんですね。
音楽をクリアに聞く目的でノイズ低減してほしいのではなく、無音であればあるほど良い、という思想を持っていることを念頭に置きつつ聞いてください。
集中力目的のために色々と取り組んできましたが、耳栓も体質的に合わないし、BOSEのQuietComfort35Ⅱを使っていたこともあります。
BOSEとの比較視点も少し入れています。
低価格コスパノイキャン Anker SoundcoreLifeNC
今回紹介するのは、元Google社員が興したメーカー、Ankerの製品です。
https://www.phileweb.com/news/d-av/201904/25/47240.html
執筆時点でⅠ年近く前から発売はされており今更感はあるのですが、ずっと気になっていたところをようやく購入に踏み切った、という訳です。
AirPodsProやWI-1000X2などと迷いつつ、安価な方に走ってしまった次第です。
(Qualcomチップのタイミング的にももう少し待てばノイキャン機が増えてくるハズなのですが待ちきれませんでした。)
が、結論的には満足しています。少なくともハズレ機ではありません。
安いがゆえにハズレかもしれない、これを一番危惧していたのですが、見事に覆してくれました。
という訳で、実機がこちら。
では、早速使用感を見ていきましょう。
ノイキャン性能
なにはなくともノイキャン性能、これを大事にするワタクシ。
十分です。必要十分。
感覚的なものなのでここでお伝えするのも難しいですが肌感覚での感想です。
さすがにBOSEのQC35Ⅱと比べれば劣りますが、100:85ぐらいまでは迫っていると思います。
価格も3倍以上違うわけですから、十分だと思います。
2018年代までは、本当にBOSE比60〜70の「お気持ち程度ノイキャン」しかなかったですから。
本機は、お気持ち程度とは違って、ちゃんと効果があるのが分かります。
ようやくまともに実用に耐えられる機種がこの価格帯に落ちてきていることに感動です。
なお、筆者はairpodsproの遮音性とは聴き比べられていないので悪しからず。
多分、その辺りと比べると劣ると思います。
音質も十分良い
素人ですが、いい音で鳴ってくれていると思います。
初見で感じたのは、クリアで解像感があると素直に思える音質だ、ということです。
ハイレゾ対応だとか、コーデックあたりが効いているのでしょうかね。
それでいて、ドンシャリ要素もあるし、バランスが良いですね。
(うちにいる子でいえば、SoundPeatsForceほど極端には解像寄りに振っていない印象)
音質だけに関して言えば、QC35Ⅱよりも、綺麗だし好きな音です。
なお、これらは公式アプリからイコライザ調整した上での感想ですのでご留意ください。
使い勝手が良い
そして「使い勝手」の面、購入するまで分からなかったですし期待もしていなかった点なのですが、結構良いんです。
ボタン類の押しやすさとか反応が抜群に良いですね。
店頭でも様々な機種を触ってきましたが、こんなに気持ちよく動いてくれるのは珍しいです。
たいてい、配置がイマイチだったり、ボタンが硬かったり、空振ったり、破損しやすかったりだと思うのですが、LifeNCはそれらのデメリットの気配を一切感じません。
あって欲しいボタンがあって欲しい位置にあるし、大きくて押しやすく誤動作もありません。
それでもって、起動時のバイブとSEがとにかく気持ち良い。
なんか、メカの起動音みたいな、エンジンのうなりのような、そんなSEが鳴るんですよ。
起動してきて「よっしゃやるぞ」って感じに溢れており、ナイスです。
デザイン、質感
デザインや質感については、サイト上の情報的にはイマイチだと思っていました。
購入をためらわせた要素の一つです。
ネックバンドの先端がデカすぎる気もしていました。
しゃもじですか、みたいな。
ところがどっこい、写真で見るより悪くない。悪くないんです。
装着時にはデカさもそこまで気になりません。
(カバンに格納するときには、やはり邪魔だなぁとは思いますけどね。)
この大きさのおかげでボタンが押しやすく、バッテリが長持ちすると思えば納得も出来るというものです。
そして、意外だったのは、その質感です。
もっとチープな感じだと思っていたら、思ったよりも品がある素材感です。
肌触りも悪くない。
このあたり、なんか公式写真が良くないので損してる気がしますね。
ノイキャン性能もあまりアピールしてないし、もっと中華ばりに欲張っても良いのにとも思います。
格安ノイキャン ドンキ UNNOISE Y1との比較
同じくコスパで言えば、抜群のコスパを誇るドン・キホーテのノイキャンと比較してみたいと思います。
https://www.donki.com/j-kakaku/product/detail.php?item=2961
有線タイプのY1では、30dbクラスのノイズ低減効果があります。
2019年時点では、30dbクラスの製品は限られていました。
物理的に耳が痛くなるという点は気になりつつも、その性能と軽量さで自分的メイン機として活躍してくれていたのです。
では、そんなUNNOISE Y1と比較して、SoundcoreLifeNCのノイズキャンセリング性能はどうなのでしょうか。
僕と同じく集中力用途を目的として、さらにコスパも重視探している人には気になる比較だと思います。
結論:ノイキャン性能は全くの互角
そう、互角です。体感では。
SoundcoreLifeNCには、ノイキャン性能の記載がありません。
が、おそらく30dbクラスの性能が出ていると思います。
個人的には、このあたりがノイズキャンセリング搭載と謳っても良い境界値かなと思っています。
これだけあれば、実用には耐えられます。
効果が感じられる最低限のレベルだと思います。
30dbが最低限でそれ以下だとおまけ程度の体感しか得られないのが実情です。
さらに、BOSEクラスの無音体験まで行ってくれれば言うことなしなんですけどね。
コスパ、バランス最強のノイキャン
正直、ちょっとかさばるかな、ぐらいしか弱点がありません。
弱点にしてもこの価格なら目をつぶることが出来ます。
今後は、完全ワイヤレスのノイキャン機の独壇場になっていくでしょう。(すでになりかけている)
けれど、完全ワイヤレス機のノイキャン性能とバッテリ持ち、接続安定性が完成の域に達するまでの1〜2年、しばらくコイツで戦えそうです。
さあ、作業の集中力を高めたい皆様。
ノイズキャンセリングヘッドフォン、イヤフォン、電車で音楽を聞くためだけのものではないのでございます。
どうでしょう、選択肢に入れてみても良いのでは?
ではでは。
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