こんにちは、こやぷよ(@coyapuyo)です。
(遅くなりましたが)明けましておめでとうございます。
さあ2019年、一体どんな年に出来るだろうか。
そんなことに想いを馳せながらも、うだつのあがらない日常と手を取りながらコンビニ頼りの暮らしぶり。
そんなコンビニで、そのマダムと出会ったのです。
私がお菓子の選択を悩んでいるとき、マダムは大文字に悩んでいた
場所はスナック菓子コーナー。
ジャンクに取り憑かれた私こやぷよは、どのお菓子にするか真剣に悩んでいました。
あれも飽きた、これも飽きた。
幾ばくかの人生が過ぎてくると大概のことは経験済みであり、新鮮さがなくなってきます。
食べ物も、旅行先も、大体想像がついてしまう。
食べたら、行ったらどうなるのか。
健康にだって気を使わなくっちゃあいけないです。
というか、このお菓子カロリーすごしぎなんですけど、とか。
これ食べたら肝臓がやられるよな、とか。
その選択はもう、真剣勝負。
一瞬の隙が、命取りになる。
と、そこにかけられたのは「すいません。ちょっといいですか?」の声でした。
年の頃は、60〜70代ぐらいのマダムでしょうか。
僕は店員ではないのだけれど、何事だろう。
それは「大文字」でした。
iPhoneと思しきスマートフォンのキーボード入力画面をはためかせながらマダムは、
「大文字を連続して打つにはどうしたらよいでしょうか」
といった趣旨のことを問いかけたのです。
その気持ち分かります。分かりますよ。誰もが通る道だもの。
初期の頃のハック本やサイトには、誇らしげにその方法が書かれていたことが思い出されます。
僕は、大文字モードの切り替えボタンである「↑」を2回素早くポンポンとすればずっと大文字モードになるんです、という旨を伝えました。
目的を達したマダムはイートインコーナーへと去っていきました。
見事に困りごとを解消、1つ知識を身につけたマダム
たった3分程度の出来事でした。
でもマダムにとって、この3分間はとても意味のあり価値があるものだったと、そう感じます。
コンビニという質問とは縁のない場所で、
見ず知らずの自分より若造に向けて、
相手が答えを持っているかも不確定で、
質問を疎ましく思われる可能性もあるなかで、
そんなことも知らないのかと(もしかすると)恥をかく可能性もあるなかで。
物事を前に進めるために、思い切って声をかけた訳です。
そして見事に困りごとを解消した。
多分、次からは同じことは1人で出来るようになったことでしょう。
ご本人にとって勇気のいることだったかどうかは分かりません。
でも、人に助けを求めるこの行動が出来る人は全員ではないでしょう。
少なくとも僕は持ち合わせていないものです。
きっとマダムは僕よりもずっと早く色々なことを吸収して進んでいくのだろうと思います。
少し偏見もあるかもしれないけれど、そもそもあの年代の方が
iPhoneを使用していること、
日本語では馴染みのない大文字の概念そのものと
最初の一文字だけでも大文字で入力する方法を知っている、
だけでもなかなか素晴らしいことだと感じます。
しかも、呑み込みも早い感じで「ああ、なるほどね」とすんなり理解されていましたから実に聡明な印象を受けました。
人を頼っても良い
改めて、人を頼れる力の重要さを感じたエピソードでしたね。
人間一人の力なんてしれたもの。
人を頼れない人間の限界は所詮その付近で、みんなの力が集まって大きな力になるんや、なんて上司に言われたこともあります。
集まって何か大きなことを成すということ必ずしも正解の方向かといのはありますが、個人主義で進むにしたってスポットスポットでサッと助けを求めた方がそれは進みが良いハズです。
過去に、こんな記事を書いたこともありました。



さあ、あなたは人を頼ること、出来ていますか?
ではでは。
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