こんにちは、こやぷよ(@coyapuyo)です。
最近はストレスによって散財が続いています。
(この辺の業の深さはまた別の記事にしたいと思います。)
さて、そんな中今回は、
手持ちの有線イヤフォンが断線してしまったので買い替えを検討していました。
結局、かねてより興味のあったネックバンド型Bluetoothイヤフォンを購入したので比較レビューしてみたいと思います。
(ネックバンド式は、バッテリーも多く積めるし、首にかけて安定するので取り回しも良いですからね)
今回はAmazonで評価の高いSoundPeats製のForceと、
iina-style製のノイズキャンセリング搭載モデルとを比較してみたいと思います。
まずは選手入場。
SoundPeats Force
SoundPeatsはそのコスパの高さからAmazon上で圧倒的な評価を得ている中華系ブランドです。
コスパが高いと一言で言っても、性能の割には安いパターンと値段の割には性能が高いパターン、どちらに偏っているかというのがあるかと思います。
このメーカーは、まずは安さありきでその割には性能がずば抜けて良い、というタイプだと感じています。
その中でも執筆時点(2018年9月)で最新モデルの「Force」。
とかくバッテリの持ちが問題視されがちなBluetoothイヤフォンにおいて、
この機種は驚異の16hの長時間再生が特徴になっています。
低価格帯の割にはチャチくないデザインや素材感もポイントですね。
iina-style ノイズキャンセリングイヤフォン
もうひとつ、Amazonを彷徨っていて見つけたのがこちら。
こやつは、なんと言ってもノイズキャンセリングを搭載しているのが最大の特徴ですね。
1万円強の価格自体は低価格帯とは呼べませんが、
ノイズキャンセリング搭載機の中ではかなり安い部類になってきます。
さあ、もう少し細かく見ていきましょう。
デザイン比較
大枠としては似た感じではありますが、細かい違いはあります。
ネックバンド部分
SoundPeats
左右に違いはありません。
iina-style
ネックバンド部分の品質そのものについては、iina-styleの方が良い感じがしました。
バンド部の長さは両者同じなのですが、
比較してiina-style若干柔らかめ作られており、首へのフィット感が良い感じです。
ただ1点致命的に気になる点として・・・
この主張の強すぎるロゴマーク。
ブランドを認知してもらう必要があるのは分かりますが、ちょっと強すぎるような・・・
これを許容出来るかどうかが最大のポイントかもしれません。
SoundPeatsもロゴはありますが、そこまでの主張はなく、さり気ないですね。
イヤフォン部
SoundPeats
iina-style
ネックバンド部分とは反対に、イヤフォン部分についはSoundPeatsの方が質感フィット感共に良い気がしました。
耳の形状による個人差はあると思いますが、SoundPeatsは耳に装着後微調整しなくても比較的そのままスッと収まるのに対して、iina-styleは装着後にグリグリと微調整しないと収まりが悪いです。
イヤフォンは実はこの辺りがかなり敏感な問題らしく、
イヤーチップのサイズとか羽のサイズなどをかなり正確に合わせてやらないと装着感に大きく影響するばかりか、音質にも大きく影響を与えるみたいですね。
また、左右のイヤフォンをくっつけておけるマグネットについても、SoundPeatsの方が磁力が強いです。
iina-styleのものは、首にかけてつないでいてもふとした瞬間に外れることが多いです。
ボタン類
SoundPeatsのリモコン部
iina-styleのリモコン部
ボタンの押しやすさは、iina-styleの方が良いと思います。
というよりSoundPeatsForceが押しにくい、といった方が適切でしょうか。
ボタンがムチャクチャ硬いのが気になります。
そもそも電源ONのために長押しする必要があるのですが、固すぎて長押し判定される前に跳ね返ってきてしまいまうこともしばしば。
iina-styleはこの堂々たる大きさノイズキャンセリングボタンが超絶押しやすい!
個人的にリモコン部分のボタンは装着状態だと結構手探りで探さないと見つけらない派なので、全部首側に集約すれば良いのに、と思うぐらいです。
音質比較
まず前置きとして。
正直に言って、両機種共に「あれ?」と思うほどがっかりな音質だと感じてしまったのが正直なところです。
ただし、
これはあくまでも初期状態での話であり、
前述のようにイヤーチップのサイズを耳に合うように細かく調整(人によっては左右で違うことだってある)したり、プレーヤー側のイコライザを調整したりする必要があります。
音が悪いような気がする場合は耳の奥にちゃんと刺さってなかっただけ、みたいなオチもありえます。
というような色々な調整を経て、今は満足のいく聞き心地になっています。
なのでまず、この辺りの環境を最低限整える必要があることは、前提として考えた方が良さそうです。
finalのイヤーチップを購入
個人的に影響が大きかったなと思うのは、イヤーチップです。
標準のものではなく、別メーカーのものに付け替えたらかなり改善した気がしています。
コンプライ製のチップを勧める声は多いですが、装着感とのバランスも考えてfinalのEタイプチップを購入しかなり満足しています。
final イヤーピース Eタイプ SS/S/M/L/LLサイズ 各2個入り ブルーグレー FI-EPEBGA3
- 出版社/メーカー: final
- メディア: エレクトロニクス
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ちなみに、コンプライは、Ts-500を買ったら少し大きくてすぐに取れてしまったので、400ぐらいが丁度良さそうかもしれません。(リンクは500なのでご注意)
音質
そこまでの前準備をした上で、音質はどうなのか。
僕自身は専門家でもなく大した耳はもっていませんし設定次第なところもあるとは思いますが・・・
多分、総合的にみて万人に受ける無難な音なのは、SoundPeatsの方だと思います。
重低音で評価の高いSoundPeatsForceですが、iina-styleの方が重低音自体は効いている気がします。
それは良いのですが、しかしそれと同時にどうしても気になるのは、
iina-styleの方がボーカルが聞き取りにくいというか歌詞が入ってこない感じがする点です。
声が遠くでこもっているように聞こえる気がします。それがどうしても気になります。
ボーカルを大事にする曲をよく聴くならSoundPeats、ドンシャリ鳴っていれば良い系であればiina-styleといったところでしょうか。
ノイズキャンセリング
iina-styleの本機が気になるような人であれば、きっとノイズキャンセリング重視で探しているということでしょう。
かくいう僕も、音楽のためというよりは自分の集中力のなさを補うため作業用にノイズキャンセリングを重要視しています。
出先でも気軽に集中モードになれる機種はないものかと思い、探していました。
その性能はいかほどなものか、所有しているBOSE Comfort35Ⅱと比較に触れてみたいと思います。
個人的にも店頭で色々と比べてみたりした経験はあるのですが、
執筆現在、ノイズキャンセリング部分で見ればBOSEはぶっちぎりの最高峰であり、NC対応を謳っている機種でもなかなか匹敵するものは見つかりません。
そんなBOSEと比べてどうなのか・・・
体感で、ずばり!
BOSE Comfort35Ⅱを100として、「60〜70」ぐらいの性能だと思います。
BOSEはほとんど無音に近いような状況を作り出してくれるのですが、
iina-styleではあくまでも軽減であり完全遮断までは難しいです。
(というか「遮断」の域に達しているのは本当にBOSEぐらいなもの)
iina-styleでも雑音や騒音の類はかなり軽減してくれるのですが、
人の声やテレビの音、飛行機の音のような大きすぎる音まではどうしても防ぎきれません。
世の中にはNC対応と謳っていてもほとんど効いてない製品も多い中、
価格で考えれば善戦している方と言えますが、完全な遮断を求めている人の要求には応えられないと思います。
NC目的の人は、価格とのバランスで考えるしかなさそうですね。
途切れやすさ
あと、ちょっと気になったのは、iina-styleはBluetoothの音途切れの頻度が多い気がします。
(当然、周辺環境やスマホ側機種との相性もあるでしょうけれど)
総評
SoundPeatsは何と言っても価格が素晴らしい。
性能やデザイン、使い勝手等にも大きな穴はないですし、コスパが良いという評判は納得出来ます。
価格を重視するなら、SoundPeats。
仮に外れたとしても価格的にそこまで痛い目には合いません。
逆に、iina-styleはロゴの問題や音質など痒いところもあり、価格も激安ではありません。
最大の特徴であるNCをどう評価するかで見方が変わってくると思います。
もうちょっとお金を積んで高級機にいくか、あえてNCを捨てて割り切ってSoundPeatsに行くか。
バランスの良い位置にいるとも言えますが、一歩見方が違うとどっち付かずな製品にも見えてしまうので、使用目的や用途をしっかり見定めることが重要かもしれませんね。
ではでは。
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