こんにちは、こやぷよ(@coyapuyo)です。
台湾にやって来るのも、2013年に1度、2015年に2度目。
そんな対して長くもない期間の間に大きく変わったものがあります。
それは、台湾ドル(NTD)と日本円の為替レートです。
為替レート
記憶によれば、2013年の頃には、ざっくりと1NTD≒3円
それが、2015年の今は、 1NTD≒3.7円
日本人が東南アジアに行って、安い物価でウハウハ楽しもうなんていうのは
もはや幻想になってしまいました。
物価なんて全然日本とあまり変わらない感覚です。
高いと感じたもの
鯖の定食がお値段なんと!
300元、つまりは1000円超えの1100円ぐらいですかね!
日本食はどこでも高いのでこれはちょっと意地悪な例ですが、
旅行者向けの小綺麗な店舗で食べたりすると、
結構な価格になってきますね。
あと、当然ながら高額商品になればなるほど、
レートの差が効いてきて懐が痛い感じになります。
以前の、1.2倍とかになっていますからね。
夜飲み歩くのも、高く付くようになりました。
それでも、台湾の方が安いもの
一部、台湾の方が依然として安いなと感じたのは次のものです。
露店やローカルフード
~50NTD、70NTDぐらいで食べられます。
(~200円・300円)
公共交通MRT
初乗り20NTD、一番遠くても50NTD
(初乗りが70円~一番遠くても200円)
そもそも日本の鉄道が、ちょっと高すぎる感じですよね。
こういった食や交通などの基本的な生活の部分が安ければ、
暮らす分にはまだ助かるな、という感じでしょうか。
住の部分、ホテルで言えばそんなに安い印象はありませんでしたね。
(もちろんピンキリなんでしょうけど)
円安というだけでなく背後に感じるもの
というように、直接的には円安のせいでいですが、
やはり相対的に日本の経済力が以前ほどではなくなっているなという感じが
どうしてもしてします。
日本人のセルフイメージって2010年のGDPのままな気がする.中国に抜かれたって大きく報じられたから今でも僅差だと思ってる人多すぎる. 今日本のGDPはアメリカの約1/4 だし,中国の半分以下だし,一人あたりは世界27位の貧しさだ. pic.twitter.com/Q9bf9ICrZk
— 落合陽一/「魔法の世紀」発売中 (@ochyai) 2015, 12月 17
もちろん、無職である僕自身の経済力が一番落ちているのですが・・・
こういったものは国内から見ていると基本的に感じ取りにくいものだと思います。
街の賑わいとか、道行く人の顔の明るさの感じとか、
道路や街角の物理的な照明の明るさとか、
建設ラッシュの様子とかビルの数、高さとか、
そいいう勢いみたいなものを外で感じてきて、
それと内側を比べたときに始めて、分かるようなものだったりします。
人口や経済力が今、○○まで上がって来た!というのと、
人工や経済力が今、○○まで下がって来た!というのでは
仮に○○が同じ数字であったとしても全然意味が違いますもんね。
現状は日本が世界3位の経済大国だとしても、
他の国に行くと、日本にはない勢いのようなもの、
活気を感じることも多いのが正直なところです。
どうしても、夜中のフライトで関西に帰ってくると、
物理的な照明が明らかに暗いと感じてしまいます。どんより静まり返っている。
(もちろん省エネ機運のせいもあると思いますし、
証明だけで測れるものではないですけど、ちょっと寂しい。)
もちろん、
日本が今物質的な豊かさと成長「だけ」を求めるフェーズではないところに
入ってきているのは間違いないですし、物質以外のところで勝負すべきかなと思います。
・少子高齢化をどうするのか
・人工知能やネットテクノロジーと人の関係はどこに向かうのか
・仕事が機械に替わる中、生き方働き方の変容はどこに向かうのか
・一度成熟した社会が次に目指すべき社会の形とは
など、日本が世界のどこよりも早く抱える問題は、
解決出来ればそのまま丸ごととビジネスチャンスにも成り得ます。
今伸びている国々であっても、確実に数年~数十年後にぶつかる問題ですからね。
先に取り組めている、というのはチャンスでもあります。
その意味で、そう悲観しすぎることもないと僕は捉えています。
なのですが、前提としてそういうポジションにいるということ自体は
ちゃんと認識しておくべきかなと強く感じた旅行でした。
やはり人口減と、人口ピラミッドの問題は大きいですよねぇ・・・
すみません。なんかそれっぽいこと言おうとしました。
正直なところ、レートが悪くなって費用的にしんどかったというただの嘆きです。
今、たくさんの外国人旅行者が日本に来ようとしていますが、
それは日本が相対的に安いから(かつ品質も悪くない)からです。
裏を返せば日本人が出て行くは段々苦しくなって来ています。
もしかしたら、今後も円安が進むかもしれませんし、
そう考えると、今が海外を気軽に見れるラストチャンスかもしれませんね。
さあ、一度外から自分たちのことを見てみるのはいかがでしょうか?
ではでは。
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