こんにちは、こやぷよ(@coyapuyo)です。
僕の感覚からすると体温計なんていうのは、
「1家に1台はあるけれど、長持ちするし、頻繁に買い換えるものじゃない」
というぐらいの認識です。
このたび、長年使っていた体温計が、
行方不明になりどっかに行ってしまったので、新しい体温計を購入しました。
そしたらビックリですよ。
最近の体温計の驚くべき性能に・・・!
脅威の15秒測定
何に驚いたかって、
「最近の」市販の体温計は15秒で計測出来てしまうんですよ!
ここまでとは知りませんでした。
病院とかにいくと速い体温計にお目にかかることはありますが、
ちょっと異常ですよ。
もちろん機種にもよりますが、
60秒とか、40秒、30秒で高速と言われていたのに。
最近は、20秒、15秒クラスの体温計が登場している。
15秒測定を可能にした予測機能
この15秒という仕組みにはちょっとしたトリックがあります。
本当は、体温計に人の熱が移っていくのには、10分ぐらいかかるそうです。
でも、10分も待っているのはロスが大きい。
そこで、大量に採取した体温計のデータから、
体温計が上昇していくカーブの遷移が大体決っていることを導きだし、
開始1分の時点でこの温度なら、10分後には、この温度まで行くはずだ。
という予測をしている、ということみたいですね。
驚きすぎだし、反応遅すぎじゃないか?
最近、最近、と強調しています。
が、予測方式そのものは、最近というか、もうずっとずっと前の大昔(日本では1984年発売)からあります。
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上記の15秒の体温計も、発売日は2011年だったりして、
この情報化社会において僕は5年も遅れた反応を発信している訳です。
こう書くと、何だか自分が余程のおじさんなのか、モノを知らないのか、
とかいう疑念も湧いてきますが、いやいや、健康だっただけですよ。きっとね。
年に4回、扁桃腺炎を起こすぐらい健康でしたからね!
未来を予測する
新素材の開発とかで、熱伝達を高速化する方向に行かずに、
予測によって擬似的に高速化する方向に走ったというのが興味深いです。
ビッグデータ的発想がこんな大昔から使われているのも面白いですね。
(ビッグデータと呼ぶには、ばらつきの少ない単純なモデルだとは思いますが)
そういうと、ビッグデータという手法が最近取れるようになっただけで、
天気予報しかり、人間は常に未来を予想しようとしてきたのかもしれません。
もちろん、体温計にしても、あのサイズでそれなりの予測演算が出来るようになった技術的な背景も大きいのでしょう。
体温計でさえ、未来を予想して動いています。
アナタは未来を見据えて動いていますか?
ちなみに、僕には見えていますよ、今のままのカーブで行くと、
行き詰まって窮困する無職の自分の姿がね!HaHaHa!
ではでは。
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