ASUS TransBookMini t102ha イラスト&ブロガー向け!モバイラー究極の1台?!

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こんにちは、こやぷよ(@coyapuyo)です。

いやはや、うっかり買ってしまいました。

こちらは、ASUSの2in1PC、TransBook mini t102haです。

https://kakaku.com/item/K0000903678/

(ここ2年ぐらい物欲からは遠ざかってきた感じだったのに、

1つ買い出すと一気に火がつきますね。)

2週間ぐらいは使い込むことが出来たので、今回はそのレビュー記事を書いてみたいと思います。

目次

PCに何を求め彷徨うのか?

僕はここ数年ずっと「出先で使えるPC」を求めていました。

Sony VaioDuo13をそれに近い形で運用していたんですが、いかんせん「重い」です。

重量もそうですし、ファンを唸らせながらバッテリを気にして気軽に使うのは精神的にも重いです。

そのためには以下を同時に満たす機種をずっと探していました。

1.軽さ

まずはやはり、軽さは外せないですね。

経験上、常にカバンに忍ばせられるぐらい軽くないと、結局持ち運ぶのをためらうようになってしまうんですよね。

僕の場合、1kgは切っていないと常時の持ち運びには耐えられないと分かってきました。

 2.長文に耐えられるキードードを有している

そして、このブログをどこからでも書けるようにしたいので、

ある程度打ちやすく長文が苦でないキーボードも必要です。

3.ペンでお絵かきが出来る

たまにお絵かきしたりもするのでデジタイザーペン対応の機種が良いですね。

ブログにイラストも載せていきたいですし、

「よしやるか!」と机に向かったりファンを唸らせたりしなくても気軽に描き始められる環境が必要なんです。

(まぁ、描かないことへの言い訳ですが・・・)

軽さ・打ちやすさ・描きやすさ、3つを満たすPCは2016年11月現在存在しそうか?

これが問題です。

1つ1つを満たす機種には何度か出会いますが、

すべてを同時に満たそうと思うとなかなかお目にかかれないんですよね。

これらをなんとか実用レベルで満たすような機種は、

2016/11現在では「Microsoft Surface3」、冒頭写真の「ASUS TransBook Mini」ぐらいのものだと思います。

それ以外で考えても例えば・・・

NECのLAVIEシリーズは軽さでは最強ですがペンは搭載してないモデルばかりですし、

PanasonicのLets’Noteは高すぎますしこれもペンは弱いですし、

Macbook12インチもペンは非対応。

かと言ってIpad ProではIMEやキーボードに難があるあし、

SurfacePro4やSurfaceBook、その他高性能2in1系では1.1kg~となり重すぎる。

Huawei MateBookも良いところを突いているのですがそれでもキーボード合計ではギリギリ1kgを切れない。

Lenovo YogaBookも非常に面白くて魅力的なんですが、液晶モニタ側では筆圧検知しないという噂があるのとタッチタイプが難しいということで選びにくい。

・・・etc.

うーん、どれだけ検討してもどこかが痒いんですよね。

もうひとつの候補「Surface3」も今となっては古すぎます。

そもそも発売当初はWindows8.1端末だったので、10のAnniversaryUpdateまで始まっているこの時期に、8.1時代のH/Wでは色々と完全対応出来ない可能性だってあります。

IntelのAtom系に力を入れない方針もあって、結局Microsoftの2016発表会を待ってみても案の定Surface4無印の発表はありませんでした。

Microsft的にも今後Surface無印の系統に力を入れていく様子が感じられません。

ならば、秋に発売したばかりのTransBook MIniを試してみるか!という流れですね。

TransBookMini使用感レビュー

では、前置きが長くなりましたが、

ここからは、TransBookMiniについて2週間使ってみた使用感をレビューしてみたいと思います。

良かった点

まずは良かった点から。

電池持ちが最高

予期していなかったところで、まず始めに驚いたのがバッテリー持ちです。

なんていうか、ちょうどスマホと同じぐらいの感覚で使えますね。

まだPCにあまりインストールしてないきれいな状態で、朝8時から夜8時までスリープにし続けて5%程度しか減っていませんでした。

MacBookAirがスリープで30日もつことを謳っていて実際それぐらいもつことを考えると全然及ばないのは確かではありますが、それでもwindows機でここまで持つのは驚異的ですね。

実際にバリバリ作業をしていても、2、3時間の作業では全く不安を感じません。

多分、ガッツリ使っても6時間ぐらいは持てそうな感じです。

VaioDuo13は公称13時間を歌っていても実働は3時間ぐらいしか持たなかったことを考えても素晴らしいことですし、これなら「モバイル」出来そうです。

軽い、小さい

11インチのMacbookAirと比べても更に小さいです。(10.1インチなので)

 

重さも脅威の790g(キーボード込!)

こういうのを待っていたんです。

実際に、毎日カバンに忍ばせていますが全然苦になりません。

 キーボードは普通に使える

正直全体的に外観や作りはチープさがあり、高級感は少なめです。

 

しかし、普通程度には全然使えるキーボードです。

狭すぎるとか押しにくいとかは感じません。

サイズやレイアウト、キーピッチ、個人的には問題なしです。

もちろん、本気で打鍵感に拘る人には残念な代物かもしれませんが、僕には十分実用レベルでした。

ただ、マイナスポイントとして、打鍵「音」が結構激しいんですよね。

ペチペチ系の音がかなりするので図書館みたいな場所ではちょっと使いにくいかもしれません。

そして音がペチペチするということは、当然打鍵感もペチペチした感触です。

伝わらないかもしれませんが、打ちやすいけど気持ちよくはない、みたいな感じでしょうか、好みが別れるところな気がしますね。

ただ、コストを抑えた中で実用的なキーボードに仕上げるという選択をした結果なんじゅやないかなと思います。

そのあたりが我慢出来るなら必要十分なキーボードだと思います。

全部セットでしかも安い!

そして、ここも強くアピールしておきたいポイントなのですが、

僕の求める「キーボード」と「ペン」これらがですね、実は両方共最初から同梱されているんですよ!

この手の2in1だとだいたい別売りが多いですが、

本機では最初からすべて揃っています。

他の機種では、全部揃えると重かったり値段も高かったりするものが多いですが、全部セット軽くて安いそれがTransBookMini!

お値段なんと、定価でも7万円以下

surface3がすべて揃えると12万ぐらいになることを考えたらかなりお買い得感があります。

気になった点

そんな本機も、必ずしも良い点ばかりではありません。

気になった点も挙げていきます。

 高級感や所有欲を満たす感じのないグレー

お気づきかもしれまえんが、記事冒頭のパッケージ(箱)の写真、騙されてはいけません。

箱の写真と中身のカラバリは別物です。

日本向けモデルではグレーしか出ていようで、箱のホワイト×オレンジは手に入らないようです。

グレーは正直安っぽいです。

箱のホワイト×オレンジのようなポップさであれば所有欲を満たしてくれた気もするのですが、そこは残念です。

追記:

2016/11/21にホワイトモデルの日本市場投入が発表されました。

(くー、出ることが分かっていれば考えたのにー)

https://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/112103459/?rt=nocnt

キックスタンドが開きにくい

他機種と比べたことがないのでわからないのですが、初動が硬いですね。

爪を引っ掛ける場所も引っかかりにくいですし。

これだとサッと開くのは難しそうです。

ただし、これは慣れの問題があったり、使い古していくと固さがほぐれてきたりするみたいですね。

(あとキーボードに傾斜を付けるマグネットが弱いのも気になります。)

タッチパネルのマルチタッチ精度が明らかにおかしい

初期不良なの?と思うほどおかしくて使い物になりませんでした。

個体差かもしれませんね。

マルチタッチを空振ることが尋常じゃないぐらい多いく、

単一タッチと誤認識されるのかポインタが急に飛んでいったりするんですよ、これが本当に厄介でした。

と思っていたんですが、

公式からドライバを入れ直したら酷さは改善しました。

ASUS TransBook Mini T102HA | 2-in-1 製品 | ASUS 日本

ASUS Precision Touchpad V11.0.12を入れ直れ直します。

最初から入っていたのもV11.0.12だったのですが、

入れ直し前は何か欠けているような気もするし、そのせいだったのかもしれませんね。

 

ただ、改善はしたものの、

やはりMacのトラックパッドと比較するとやはり完全に劣ってしまいますね。

あの気持ちよさで仮想デスクトップを滑らかに使うのはまだ難しそうです。

解像度が低い

本機の解像度は、1280×800です。

せめてフルHDあれば良かったですけどね。

これはちょっと残念ではあります。

まあ、10インチクラスなのでdpi的には必要十分とも言えますけどね。

(13インチのフルHDと比べると20dpi程度の差だと思います、これを大きいととるか大差ないと見るか、ですね。)

カタログだけみると残念感がありますが、

解像度は低くてもモニタ自体は発色もかなりよくてキレイな印象で、

使用感はカタログスペックほど悪くはありません。

「ClearTypeテキストの調整」をしてやると幾分が見やすくなりますね。

お絵かき時、パームリジェクション3秒問題

イラスト制作に関して性能的なところの使用感は思ったよりも健闘してくれています。

メモリも4Gあるので何とか・・・という感じでしょうか。

ClipStudioも動いてはくれますし、カクつきで使用に耐えない!という感じではないですね。

解像度が気になるかと思っていたんですが、実際に使ってみるとそれほど違和感はありませんでした。

僕程度のイラストやNoteに上がっているような描き込み粒度のweb漫画であれば全然使える印象でした。

ただ残念なのが、ペン使用中に手のひらのタッチを誤検知しないようにする「パームリジェクション機能」これの様子がどうもおかしいんです。

こちらの動画をごらん下さい。

youtu.be

そう、画面がせまいので領域の移動をたくさんしたいところなのですが、

ペンを使って描いたあと3秒ぐらいはタッチが効きません。

OSの設定から「ペンとWindows Ink」の設定「ペンの使用中はタッチ入力を無視」をオフにしてもこの現象は治りませんでした。

固定値で3秒持っているんじゃないかと思いますが、3秒というのは少し長過ぎるチューニングなような気がします。

(どっかのレジストリ値で変えられるのかも・・・?)

対策としては、ペンのサイドスイッチに手のひらツールを割り当てるぐらいしか今のところはなさそうですね。

最後に

という訳で、ASUSの2in1PC、TransBook mini t102haをご紹介しました。

この機種の素晴らしく評価出来るところは、

「バランス感覚の良さ」

これに尽きると思います。

性能や解像度を上げれば値段やバッテリーにも影響してきます。

過剰なスペックも必要な場面とそうでない場面がありますし、目的・用途によって取捨選択が必要です。

その意味で過度に高級な部品や設計に走らず、このカテゴリの製品に求められるものが何なのか、かなり絶妙なバランスを実現していると思います。

もちろん、痒いところもまだたくさんありますが、それと同時に致命傷も少なく、

現状では究極とまでは言えませんが他にこのレベルでまとまっている選択肢がないのも確かです。

僕と同じように「軽量、キーボード、ペン」を求めている人には向いている気がしますね。

迷えるモバイラー達の種選びの参考になれば幸いです。

(なお、本記事の約4600文字は、TransBookMiniから書きました!)

ではでは。

半年使用した後の記事はこちら!

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