こんにちは、こやぷよ(@coyapuyo)です。
タイトルの通りですが、最近「時間の流れ」みたいなものに涙もろくなって来た気がします。
老化が原因とは言いませんが、
やっぱり30代になって人生の長さが多少は詰みあがって来たせい(おかげ?)かなと思ったりします。
「時間の流れ」みたいなものって?
ここでいう時間の流れみたいなものとは何でしょうか?
ちょうどリアルタイムで良い例に遭遇したので、ご紹介します。
それがこちら!
内村航平選手の2016リオオリンピックでの個人金メダル!!
内村航平が個人総合2連覇 ラスト鉄棒で大逆転 – 体操 : 日刊スポーツ
いやー、おめでとうございます。
僕自身は運動嫌いなので、
オリンピックもさほど興味はなく比較的冷めたものです。
がしかし!
体操については特別視せざるを得ません!
近年の日本体操は単純に強いので見ている側は面白いとか、
今回の大会では、ハイレベルな接戦での逆転勝利で盛り上がったとか、
エンタメ的にカタルシス要素が多かった。
もちろんそうなんですが、
それ自体よりもそこに至る背景が僕にとっては面白かった訳です。
例えば、
内村選手は割と楽しんで体操をしているように見えます。
他人と戦うよりも自分の限界と戦っている気がしますし、
相手や戦局で演技構成を変えているような感じがしません。
https://news.livedoor.com/article/detail/11876134/
床と鉄棒が得意です。
特に鉄棒を一番得意としていて、
高難易度の技を連発しますし、
今回の大会でも実況から思わず「高~いっ!!!」のセリフが飛び出していました。
そんなふうに、まるで背中に翼が見えるかのような演技をします。
それも楽しそうに。
僕は、こういう選手を他に1人だけ知っています。
「藤巻駿」という選手です。
とても良く似ているんですよ、この2人は。
藤巻選手は中学の頃は逆立ちすら出来ませんでしたが、
そこから最終的にオリンピック金メダリストになった人物です。
え?藤巻くんが誰かご存じない?
それはそうでしょう。
なんて言ったって、藤巻くんは実在しないんですから。
そう、1996年頃にサンデーで連載されていた
「ガンバ!FlyHigh」という体操漫画の主人公こそが、
「藤巻駿」その人だからです。
当時、僕も読んでいました。
この作品は本当にキャラが立っていて、
それぞれの人間ドラマがしっかり描かれている本当に名作です。
皆さんにもぜひ読んでもらいたいです。
(1巻だけだと面白さは分からないので、最後までぜひ)
ガンバ! Fly high(1) ガンバ! Fly high (少年サンデーコミックス)
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そんな全く架空の人物ですが、
びっくりするぐらい内村航平選手に似ています。
でも時系列を見てもらえば分かると思いますが、
逆なんですよ、
藤巻くんに内村選手がとても似ているんです!
それもそのはず、
小さいころに「ガンバ!FlyHigh」を読んだ内村選手が
トップ選手になった今日でも憧れ続けている人物こそ
「藤巻駿」
だからです。
詳しく纏めて下さっている記事があるので、ご紹介します。
https://blog.livedoor.jp/hikaru2013817/archives/35312499.html
https://blog.livedoor.jp/hikaru2013817/archives/35250027.html
他にもこちらの記事も詳しいですね。
たかが、架空の主人公に何を言っているんだと思うかもしれませんが、記事を読んでもらえば、結構な本気度合いであることが伝わるかと思います。
いやー、これはたまらんです。
前置きが長くなりました。
これこそが僕が言いたい「時間の流れ」みたいな話の例です。
15年前に架空の人物が生み出され、
その意思を継ぐものが、
10年以上の時を経てまさにそれを体現する。
藤巻くん自体、
中学の頃の逆立ちすら出来なかった頃からしたら、
オリンピックで戦うなんてすごい感慨深い歴史があります。
それに憧れて体現するものが表れるなんて、なんて素晴らしいんでしょう。
時間の積み重ねこそが大事
僕は刹那的な快楽や誘惑には結構弱く、
自分をあまりコントロール出来ません。
刹那的に、簡単に、大きな、結果を求めてしまう。
そういう気持ちが根底にはあります。
でも、無職の経験を通して気が付いたのは、
結局はコツコツやるしかないし、
コツコツでしか前に進むことは出来ないということ、
そして、コツコツやっていないとビッグチャンスも掴めないということ。
そういった差が積もり積もってどうなっていくのか、30年生きてみて分かったということですね。
長く生きないと、長期のデータって取れないですからね。
成功も失敗も含めて、10年後にどうなるかという検証データが得られるようになってきたかなという感じです。
とまあ、そんな背景もありつつ、
・長く続けたことが花開くとか
・世代を超えて継承されるとか
最近は「時間の流れ」っぽいものに涙もろくなって来たという訳です。
多分、子育てとかはこの最たる例なんじゃないですかね。
苦労した子育てと、成長した今を見て泣く日がいつか来るんでしょう。
まぁ、引きこもりには全く縁のない話ですが。
ではでは。
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