ADHDという症状については、
過去にちょっと触れている。
(過去記事:
普通の人なら出来そうなことが絶妙に出来ないADHDは
一見して普通の人と変わらない雰囲気もありなかなか理解されない、
というのがADHD界の悩みである。
ADHDと思しき特徴
では、自分のどのようなところを見て、
「傾向がある」と言っているのだろうか。
自分があてはまると思うADHD的な特徴は次のような感じ。
- トロい。
- 集中力がない。
- 優先順位がつけられない。
- 会話に入るタイミングが分からない。
- 会話中に話題が飛んで行く。
- ケアレスミス、確認を怠る。
- 掃除中に他のことが気になるとそっちに行ってしまう。
- 思考が連想ゲーム。
- 締め切りを守れない。
- 要点を得ないで、始めから終わりまで順にしゃべろうとする。
- 何をしようとしていたか忘れる。
- 常にモヤがかかったような感覚。
- 混乱を解消するための整理をするのに混乱する。
- 部屋に帰ってきて、トイレ、かばん、買い物袋と照明と鍵を同時に処理しようとして混乱する
- TVゲームの集中力とか反射神経とかもないため好きだが不得意
- 運動・スポーツに関する集中力とか反射神経とかもないため苦手だし大嫌い
- 貧乏ゆすり
- ひとりごとが非常に多い
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どうでしょうか、これを見てどう思うだろうか。
そんなの誰にでもあることだ、気にすることじゃない。
というのがよく耳にする意見で実際そう思うだろう。
ADHDは病気の名前ではなく、症状の名前だ。
症状としてADHDと呼ぶには、
これが「本人の日常生活に支障をきたしているレベル」
かどうかがポイントになる。
たとえ普通の人にも良くあることでも、
支障があるレベルならそれはADHDだと呼べる可能性がある。
ちなみに自分の場合は正式に認定・診断は受けていない。
なんか病名とかはうやむやなままに、
「ゆうメンタルクリニック」でストラテラを出してくれたのでいまだに不明。
事実上の認定なのか、ただのモノは試しなのか、今となっては真相は闇の中。
(色々あって、途中で通院を辞めてしまった)
ADHDとの出会い
学生時代は、そこまで大きな問題にはならなかった。
大学生のときにやっていたバイトですでに片鱗は見せていた。
圧倒的にトロかった。
複数あるオペレーションもあまり覚えられなかった。
やる気あるのかと怒られたこともある。
大まじめにやっていた。
まあそれでもバイトならあまり気にはならなかった。
社会人時代。
研修で皆が同じ内容をやると、出来不出来がすぐに分かってしまう。
自分は他の人より出来るハズだったが、どの課題もビリに近く遅かった。
社会人2年目のときにあまりにも仕事が出来ないので
Google先生に「仕事 トロい」で聞いてみたら見つけてしまった。
そこに書かれていたことは自分に当てはまることが多すぎて、
これまでなんとなく感じていた得体のしれない違和感の正体が分かった。
めちゃくちゃ感動した。
何故出来ないのかずっと自問自答して分からなかったものがついに暴かれた。
正体が分かれば手のうちようもあるというもの。
ADHDに正しい対処法なんてない、あるとすれば・・・
やっと掴んだ正体のしっぽだったが、
無残にも手から滑り抜けて行ってしまった。
調べてれば調べるほど、手から滑り落ちていく。
手の施しようがないのだ。
ADHDを克服してうまくいきましたなんて記事はほぼ見つけられなかった。
医者や世間の理解もなく、
そもそも本当にそんな病気があるのかも疑わしいとされている
薬も根本解決にはならず、人生は好転しない。
そんな話ばかりが目についた。
そうこうしているうちに仕事の激務に飲み込まれ、
システムエンジニアの日々は続いていった。
続く:
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